履歴書用ボールペンのマイベストを探せ!編集部が徹底比較してみました
- この記事のポイント
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- 手書きの機会が多い仕事では、文字の丁寧さも判断基準の一つになることも
- 履歴書を書くときは、乾きやすい油性かゲルインクがオススメ
- 持ちやすさや書き味は人それぞれなので、特徴とあわせてピッタリの1本をみつけよう

- キャリアアドバイザー(転職ナコウド)
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- 転職サイト「転職ナビ」の営業事務。名前は「伊東あおい」。おっとりしているがしっかり者で、求職者さんの条件に合う求人を見つけるのが得意。
手書きの履歴書を書く際に、「滲んでしまった…」「なんだかきれいに書けない…」と悩んだことはありませんか?
その悩み、ボールペンを変えることで改善できるかもしれません!
滲んだりかすれたりしないボールペンなら、書き直すことも減ります。
また、書きやすいボールペンで丁寧に文字が書ければ、採用担当者が読みやすい履歴書を書くこともできます。
そこで今回は、履歴書を記入に使うボールペンについて、選び方のポイントから、おすすめ商品の特徴、乾きやすさ・滲みやすさまで、詳しくご紹介します。
履歴書を書く前にこの記事を読んで、参考にしてみてください。
手書きの履歴書が求められる理由
最近では、履歴書をパソコンで作成することも増えてきました。しかし、現在でも手書きの方が好まれる職種はあり、中には手書きが必須の企業も。
手書きの履歴書が好まれるのは、ホテルのフロントや老舗企業の事務など、宛名書きやお手紙などで手書きの機会が多い職種です。
手書きの機会が多い仕事では、読みやすい字を書けるかも審査基準の一つになります。
また、手書き文字にはどうしても普段の癖が出てしまうので、それらの癖から「こんな性格なのでは?」と評価をする企業も中にはあります。
履歴書の文字は評価に影響する可能性があるため、丁寧で読みやすい文字を書くことはとても重要なのです。

書きやすいボールペンを使って、履歴書の印象を上げましょう。
ボールペン選びのポイント
手書きの履歴書は、文字が消えないように、鉛筆ではなくボールペンで書きます。
ただ、そのボールペン選びが意外と重要なのです。
ボールペンによって、太さ、インクの出る量、色の濃さなどに違いがあるので、文字の印象が変わってきます。
今回は、インクの種類・色・太さのそれぞれから、履歴書に適したボールペンの選び方を見ていきましょう。
インクの種類
ボールペンに使われているインクは、大きく分けて3種類あります。
- 水性
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- 引っかかりが少なくスラスラ書ける
- 乾きにくく滲みやすい
- 油性
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- 水に強く乾きもいい
- ダマになりやすいが、低粘度油性インクは比較的書き味がいい
- ゲルインク
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- 水性の書き味と油性の乾きやすさを併せ持ったインク
- インクの減りが水性・油性に比べて少し早い
- 水に弱めなので、注意
乾きにくく滲みやすい水性は、履歴書にはオススメできません。
油性とゲルインクは早く乾くので履歴書にもオススメですが、書き味や耐水性はそれぞれに違います。
後ほど詳しく説明しますので、よく確認してから買いましょう。
インクの色
インクの色は黒がベストです。
万年筆で書く場合はブルーブラックもOKですが、ボールペンを使う場合は、必ず黒を選択しましょう。
ペン先の太さ
文具店では、0.3〜1.0の太さをよく見かけますが、履歴書に最適なのはどの太さなのでしょうか?
太さによって合否が決まるわけではありませんが、履歴書に記入する場合に見栄えがいいのは0.5〜0.7の太さです。
基本は0.5〜0.7がいいですが、ふりがななど小さめの字を書くときは0.3と使い分けるのもオススメです。
ただ、太さにメリハリをつけて書く場合は、統一感を出すために同じシリーズのペンを使うようにしましょう。

履歴書にピッタリ!オススメボールペン
とはいえ、いざ文房具屋さんに行くと、100種以上のペンが並んでいて、結局どれを買えばいいのか迷いますよね。
今回は数あるボールペンの中から「よくオススメされている」「手に入りやすい」を基準に選んだ6本について、JOBSHIL編集部員が実際に使ってみた感想とオススメポイントをまとめてみました!
使ってみたボールペンは以下の6本。
- 今回使用したペン一覧
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- ジェットストリーム(三菱鉛筆/uni)
- アクロボール(PILOT)
- エナージェル(ぺんてる)
- サラサドライ(ゼブラ)
- ジュース(PILOT)
- ゲルインキボールペン(無印良品)
油性とゲルインクを中心に0.7mmのペンをラインナップしました。
まずはどんな文字が書けるのか比べてみます。
それぞれに特徴がありますね。
文字だけを見た段階では、あなたはどのボールペンが気になるでしょうか。
ただ、ポイントは見た目だけではないのです!
ここからは1本ずつ特徴を紹介していきますので、気になるボールペンをチェックしてみましょう。
実際に使ってみた!ボールペン比較
ナコウド一押し!ジェットストリーム【三菱鉛筆/uni】
書きやすさ ★★★★
乾きやすさ ★★★★
滲みにくさ ★★★★
転職ナコウドに履歴書にオススメのボールペンを聞いたところ、真っ先に名前が出てきたのが、三菱鉛筆のジェットストリーム。
油性だから少し書きづらいのかと思っていたのですが、インクの出もよくスラスラ書けました。
1点だけ気をつけたいのが、油性特有のインクの固まりやすさです。
昔の油性ボールペンほどではありませんが、先にダマができていることが稀にあるので、書き始める前にペン先をきれいに拭いてから書き始めましょう。
太さは0.7でもスッキリとした印象なので、大きな文字からふりがなまで1本でオールマイティに使えます。

乾きもいいし、油性だからにじみにくいのでオススメです!
アクロボール【PILOT】
書きやすさ ★★★
乾きやすさ ★★★★
滲みにくさ ★★★★
アクロボールもジェットストリームと同じく油性のボールペンなので、乾きやすさと滲みにくさは他のペンよりもワンランク上です。
編集部では、ジェットストリームの書き味を好む人もいましたが、こちらも従来の油性に比べるとだいぶ書きやすくなっています。
今回は0.7で書いていますが、名前などの大きな文字だと弱々しく感じてしまうかもしれません。
このペンの場合は、太字を1.0、細めの字を0.5の太さで用意しておくのがオススメです。

エナージェル【ぺんてる】
書きやすさ ★★★
乾きやすさ ★★★★
滲みにくさ ★
エナージェルはゲルインクを使ったボールペンです。
乾きやすさは油性ペンに匹敵するレベルでありながら、ペンの滑りもいいので、たくさんの文字を書く履歴書でも疲れにくいです。
名前などの大きい文字は0.7を使うことで力強い印象になりますが、ふりがななどの小さい文字には少し太いので、0.3〜0.5も1本用意おくと便利です。
難点があるとすれば、水に弱いことです。
文字は残りますが周りはインクがじわじわと滲んでいくので、郵送などの際はクリアファイルに挟む、カバンに入れるときは飲み物の結露に気をつけるといった配慮を忘れずに。

サラサドライ【ゼブラ】
書きやすさ ★★★★
乾きやすさ ★★★★★
滲みにくさ ★
サラサシリーズは名前の通り書きやすいサラサラとしたインクが特徴の水性ペンです。
水性ペンは乾きにくいことが問題でしたが、サラサドライはこれを解決させた画期的な1本です。
乾きやすさで言えば油性ペンよりも上で、書いてすぐこすっても綺麗なまま。今回紹介する中で速乾性はナンバーワンなので、左利きの方にオススメです。
ただ、0.7だと名前以外に使うには太すぎるため、0.5など少し細めのものを選んでもいいでしょう。
弱点は、水に弱い点です。文字の輪郭ごと薄れてしまうので濡れるとかなり悲惨な状況になるので、水濡れ対策はしっかりと行いましょう。
水への耐久性については、後ほどまとめて比較するので、そちらをご覧ください。

ジュース【PILOT】
書きやすさ ★★★
乾きやすさ ★★
滲みにくさ ★★★★
ゲルインクを使ったジュースは、他のゲルインクボールペンよりも少し重みのある書き味です。
油性のボールペンに慣れている方の中には、こちらのほうが書きやすい方もいると思います。
ゲルインクは文字が太くなりがちですが、ジュースは適度な太さで、0.7の力強さを残しつつ、小さな字も潰れずに書くことができます。
他に比べて少し乾きにくいですが、乾いてしまうと水にも強く、滲みにくいです。

ゲルインキボールペン【無印良品】
書きやすさ ★★★★★
乾きやすさ ★★
滲みにくさ ★★★★★
今回のボールペンの中で一番値段が安い無印良品のボールペンですが、思った以上の書きやすさでした。
コスパで言えば1番と言っていいかもしれません。
ゲルインク特有のスムーズな書きごこちを残しつつ、滑りすぎないので「勢い余って「ノ」の文字が長くなってしまった!」なんてことも少ないでしょう。
乾くのは多少時間がかかりますが、それを除けばかなりの高得点です。

こすってみた!乾きやすさチェック
履歴書を書いている時に手でこすってしまい、その跡がついてしまうと、書き直しになってしまいます。
そうならないためには、インクの乾きやすさが重要です。
そこで、書いて1秒ほどで文字をこすってみました!
実験の結果はこちら▼
やはりドライと言っているだけあって、サラサドライが圧倒的に乾きが早いですね。
逆に乾きが遅いのは、ジュースと無印良品のペンでした。
乾きの問題については、注意して書けば問題はありませんから、左利きの方以外はそれほど気にしなくても大丈夫です。
そしてもう一つ気になるのが、水に濡れてしまった場合です。
濡らしてみた!滲みやすさチェック
履歴書には細心の注意を払っているとはいえ、不慮の事故で雨に濡れてしまったりすることもあります。
そんな時にどうなってしまうのか…気になりませんか?
そこで、実際に書いたものを乾かしてから濡らしてみました!
実験の結果はこちら▼
無印…強いです。濡らしたのかわからないほど滲みませんでした。
油性のジェットストリームやアクロボールも少し滲んだ程度ですが、以外なのは水性のジュースがあまり滲んでいないこと。
実は、ジュースは顔料を使っているので、水性でも水に強いんだそうです。
その他は滲みがひどくなってしまいました。

自分の手に馴染むかも重要ですから、文房具店などで実際に握って感触を確かめてみましょう。
消えるボールペンは履歴書にはNG
ボールペンを使った時に嫌なのが消せないことですよね。
しかし、履歴書に限らず、提出する書類関連で消えるボールペンを使うのはNGです。
ボールペンを使うのは、内容を改変できないようにするためなので、簡単に消すことができる消えるボールペンが使えないのは当然のこと。
もちろん、自分用のメモなどであれば使っても大丈夫ですが、履歴書の場合は消えるボールペンを使ったことで不採用になる可能性があるので、使うのは避けましょう。
間違えてしまったら…
「もう書き終わる!」というところで間違えてしまったときの絶望感は、言葉では言い表せません。
だからといって修正液や修正テープを使ってしまうのはNGです。
この時点でやる気が大幅にそがれているのは十分に理解できますが、気持ちを奮い立たせてもう一度最初から書きましょう。
不安な方は、鉛筆で下書きを書く、どれくらい経てば消しゴムをかけても大丈夫なのかテストしておくなど、間違わないための対策をしておくといいかもしれません。
書きやすいペンで美文字履歴書を作ろう
ボールペンといっても、それぞれに特徴があります。
編集部内でも「私はこのペン!」「僕はこっちが好き!」と意見が別れました。
つまり、ぴったりなペンは人それぞれです。
お気に入りの1本を見つけて、美しい文字の履歴書で、志望企業からのイメージアップを目指しましょう!

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