「気になるニュースは何?」面接で答えるニュースの選び方と答え方
- この記事のポイント
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- この質問で面接官が見ている部分を知る
- 情報収集のポイントを紹介
- 評価アップに繋がる答え方を解説

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「気になっているニュースはありますか?」
面接の場で聞かれるこの質問は、普段からニュースを見ていないと的はずれな回答をしてしまったり、答えに詰まってしまうこともあります。
「そんなこと、突然聞かれても…」
「そもそもどんなニュースを選んだらいいの?」
「うまい伝え方がわからない…」
このように悩んでしまい、うまく答えられなかった経験がある方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、情報収集のポイントや、面接でニュースについて聞かれた場合の好印象な答え方をご紹介します!
ニュース関連の質問から面接官が知りたいこと
ニュース関連の質問は、もちろん面接官が新しいニュースが知りたいから聞いているわけではありません。
まずは、的を射た答え方ができるように、この質問をする面接官の意図を知ることが大切です。
- 面接官が知りたいこと
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- あなたの人間性
- 情報収集をする習慣があるか
- ニュースを聞くだけでなく、噛み砕いて理解しているか
- そのニュースに対して自分の意見を持っているか
- 自分の考えを他者に簡潔に伝えられるか
あなたがどんなニュースに興味があるのか、そのニュースをどう思っているかを知ることで、面接官はあなたの人間性を判断したり、情報収集能力、トレンドに関する感度、理解力、思考力など確認することができます。
とはいえ多くの場合は、「雑談レベルのコミュニケーションがビジネス面でもできるか」程度の質問意図です。
あまり身構えずに、世の中の気になる出来事について友達に話すようなイメージで回答してもOK。
ただし、丁寧な言葉づかいをするように心がけましょう。
ニュースに関する質問例
ニュースについての質問といっても、聞き方にはいくつかパターンがあります。
- ニュースに関する質問
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- 最近の気になるニュースは?
- 今朝の新聞やネットで見たニュースで気になったものを教えてください。
- ◯◯のニュースについてどう思いますか?
気になるニュースについて聞かれるのが一般的ですが、企業によっては特定のニュースに対する考え方を聞かれることもあります。
特定のニュースについて聞かれる場合、業界関連のニュースについて意見を求められることが多いので、志望業界の大きめなニュースはこまめにチェックして、自分の考えを整理しておきましょう。
気になるニュースについては、関心のあるものを選んでそれについて語ればいいのですが、
「そもそもどんなニュースに注目すればいいのか?」
と迷う方もいるのではないでしょうか?
そんな場合は、次の章で対策を確認しましょう。
情報収集のポイント
ニュース関連の質問対策は、やはりニュースをチェックしないことには始まりません。
そのため、日頃からニュースを確認する習慣をつけておくことがとても大切です。
ニュースは、以下を情報源にするのが基本です。
- ニュースの情報源
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- テレビ
- 新聞
- 雑誌
- ネットのニュースサイト・アプリ
- SNS
これらの情報源の中で、自分の生活スタイルに合うものから、日々ニュースをチェックします。
同じニュースでも情報源によって視点が違うことは結構あるので、気になるニュースを見つけたら、複数の情報源からそのニュースについての情報を仕入れておきましょう。
ただし、世の中にはたくさんのニュースが溢れているので、深掘りするニュースを選ばなくてはいけません。
基本的には、志望業界に関連したニュースを選ぶのがベターです。
たとえば、IT系や通信系なら「◯◯というサービスが1年で終了することになった」など他社のサービスについてのニュースでもいいでしょう。
また、日本にとどまらず、志望業界に関連した海外のニュースでもかまいません。
ニュースアプリの活用もオススメ
ポイントはなるべく新しい旬なニュースを選ぶことです。
とはいえ、「情報収集は大変そう…」と思ってしまうかもしれませんが、身構える必要はありません。
最近は便利なニュースアプリがあるので、通知をONにしておけば旬のニュースが自動で届きます。
その中で、まずは気になった記事から読んでみましょう。
人気のニュースアプリを以下にまとめたので、参考にしてみてください。
- 人気のニュースアプリ
また、メディアが発信している情報だけがニュースではありません。
「身近な出来事ですが…」と気になっていることを話しても大丈夫です。
面接で避けるべき話題
このように面接での答えに向いているニュースがある一方で、面接では避けたほうがいいニュースもあります。
面接で気になるニュースを聞かれた際に避けたいのは、面接官を敵に回してしまう可能性のある話題です。
特定の政党や宗教、スポーツチームに対する批判は、面接官の中に当事者やファンがいることもあるので気をつけましょう。
もちろん志望企業にとって不都合なニュースも避けたほうが無難です。

ニュースについて聞かれたときの回答例
話す話題が決まれば、次はどうやって伝えるかが問題です。
答える際に注意したいポイントをまとめたので、まずは見てみましょう。
- 答える際のポイント
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- 自分の意見をしっかり伝える
- 自分の得意分野でも、知識をひけらかさない
- 1つのニュースに対して複数のソースからの情報を得ておく
- 相手にわかりやすく伝える配慮
これらのポイントに注意して答えることで、面接官に好印象を与えやすくなります。
この点に注意しながら、以下の順番で話を展開しましょう。
- 答える際の話し方
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- 関心のあるニュースの要約
「私が興味を持ったのは◯◯です」 - 興味をもった理由
「◯◯なので、興味を持ちました」 - 自身の考察
「この件に関して、私は◯◯だと思います」
- 関心のあるニュースの要約
この順番だと伝わりやすいのですが、一方的に話し続けるのではなく、会話の中で伝えることが大切です。
冒頭でもお伝えしたように、ニュースについての質問は、あなたのビジネス的なコミュニケーション能力を知るためでもあります。
上記の伝え方の順番を意識しつつ、面接官の相づちや反応に合わせて会話をしましょう。
まとめ
ニュース関連の質問はとっさの対応が難しいので、とにかく日頃からニュースに触れておくことがとても大切です。
また、自分の考えを一方的に伝えるのではなく、コミュニケーションを取りながら伝えることも忘れてはいけません。
社会人になると、転職活動以外にもニュースの話題は増えるもの。
あなた自身の引き出しを増やすためにも、この機会に情報収集を習慣づけておくのもオススメです。

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