20代が「転職がうまくいかない…」と思う原因と7つの解決策
- この記事のポイント
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- 20代はポテンシャルが重視されやすい
- 転職がうまくいかない20代の理由とは?
- 転職成功の7つのポイントをチェック
目次

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その問いに、多くの人は「20代」と答えるのではないでしょうか?
確かに、ある程度社会人経験を積んでいるものの、一つの会社に染まりすぎてない20代は、まだまだ伸びしろがあるので、企業側としても採用したい世代ではあります。
しかし、だからといって油断は禁物です。
なんとかなるだろうと高をくくっていいると、20代でも転職活動につまづく可能性は十分にあります。
そこで今回は、20代の転職がうまくいかない場合の理由を知った上で、うまくいくための方法を7つご紹介します。

転職で起こる失敗とは?
そもそも転職活動で起こる失敗というと、
・内定が出ない
・選考に通らない
などを想像すると思いますが、実は転職後に失敗だったと感じる場合もあります。
- 失敗だったと感じる転職
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- 転職先がブラック企業だった
- 雰囲気や社風が合わなかった
- 仕事内容が想像していたものと違った
- 正直、前職の方が良かった
せっかく転職したのに、後悔が残ってしまうのはもったいないですよね。
実はこれらの失敗は20代に限らず起こるのですが、その原因は世代によって変わってきます。
では、20代の場合、どうしてこのような事態に陥ってしまうのでしょうか?
20代の転職がうまく行かない原因
20代は転職しやすい時期であり、選択肢も比較的豊富です。
しかし、そのような状況でもうまくいかないことはあります。
原因は人それぞれですが、一般的には以下のような理由が多いようです。
- 転職がうまくいかない原因(20代)
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- 経験・スキル不足
- 会社を辞めるために転職活動をしている
- アピールポイントがずれていて企業に刺さらない
- 過度な自信
- 自信がなさ過ぎる
- 長期的なキャリア目線が抜けている
- 退職理由を他責にしてしまう
- 仕事に対して甘えがある
- 企業や業界についての下調べが不足している
- 妥協してしまう
若さからくる経験不足や思慮不足、自信のなさは原因として想像できますが、実は20代という若さへの過信も転職がうまくいかない原因の一つです。
なんとなく思い当たるものがある方も、正直ピンとこない方も、もし「うまくいかない」と感じているのであれば、これから紹介する対策をぜひお試しください。
①スキルや経験を積めるサービスを利用
20代のうちは、まだまだ未経験の職種にも挑戦しやすく、応募できる求人も豊富です。
しかし、やはり経験やスキルがある人と並んでしまうと、どうしても見劣りしてしまうことも。
もし、「未経験の職種に挑戦したいけれど、経験やスキルが不足している」という場合は、通信教育や職業訓練校などでスキルを磨いてみるのも一つの手段です。
職業訓練校は、無料や比較的安い授業料で技術を学ぶことができるので、すでに退職しているという方は、「都道府県名 職業訓練」などで検索してみてください。
②転職活動のおおまかなスケジュールを考えてみる
転職活動にかかる時間は、平均で3か月程度と言われています。
3か月はあくまで目安なので、転職活動は自分のペースで行えばいいのですが、ダラダラ続けてしまうと判断に迷うことが増えたり、無駄に長期化してしまうことも。
転職活動を始めたら、内定というゴール時期はある程度考えておき、まずはそこから逆算してスケジュールを組んでみましょう。

③退職理由はプラスに変換
キャリアアップなどの退職理由がある一方で、会社や上司とのミスマッチなどマイナスな退職理由の方も多くいるはずです。
たとえば、残業が200時間など、客観的に見て「辞めても仕方がない」という理由なら別ですが、上司とうまくいかないなどの理由は、そのまま伝えてしまうとマイナスイメージになることもあります。
ただし、ウソを付くのも良くないので、以下の注意点を参考にポジティブに変換するのがオススメです。
- 退職理由回答の注意点
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- 前職の悪口を言っていないか
- 他責(他人や会社のせい)にしていないか
- 応募している企業で改善できる理由であるか
ネガティブな理由の伝え方は、以下の記事に詳しくまとめられているので、ぜひチェックしてみてください。
④将来のビジョンを明確にして条件に優先順位をつける
転職は将来を決める重要な選択だからこそ、未来を見据えて行う必要があります。
しかし、20代のうちは将来のビジョンをなんとなくで考えていて、蓋を開けてみると具体性に欠けている場合も少なくありません。
将来どうなりたいか、どうしたいかは面接でも聞かれることが多いので、しっかりと考えておくに越したことはありませんし、希望する将来を叶えるためにどんな条件が必要かを考えることは、会社を選ぶ際にも役に立ちます。

⑤転職活動は在職中に行う
転職活動は想像以上にお金がかかります。
パッと思いつくだけでも交通費や外出先での喫茶店代、業界研究のための書籍代などが思いつきますが、もし退職後に転職活動を行う場合は、収入がない中でそれらを捻出しなければいけません。
さらに今まで通り税金も払わなくてもいけませんし、健康保険料に関しては今まで会社と折半していた分を全額自分で払ったり、値段の高い保険に切り替えたりすることになります。
そのため、辞めてからの転職活動は金銭的にも精神的にも負担が大きく、「早く決めてしまいたい!」と妥協する原因になることも。
そうならないためにも、転職活動はなるべく在職中に行うのがオススメです。
転職活動にかかる費用や失業中にもらえるお金ついては、以下の記事に詳しくまとめてあるので、不安のある方は確認しておきましょう。
⑥企業サイトなどで情報収集
企業や業界の情報収集が不十分で、転職活動がうまくいかないのは、実はよくあることです。
質問の本質を理解せずに答えたり、企業理解が不足しているのに憶測で答えてしまったり。
そのような状態は、企業側から見れば一目瞭然で、もちろん評価が低くなる原因となります。
企業研究で企業を知り、自己分析で己を知る。
企業とあなたのマッチング部分を一つでも多く見つけることが、選考時のアピールポイントになり、入社後のミスマッチを減らすことにもつながります。
▼企業研究・業界研究の方法
▼自己分析の方法
⑦他人の力を借りる・意見を聞く
大切な決断ほど不安になってしまったり、判断に迷ったりすることも多いのではないでしょうか?
転職は人生を左右する大きな決断だからこそ、困ったときに相談できる相手を用意しておくのがオススメです。
状況を客観的に見てアドバイスをもらえることが重要なので、できればプロのキャリアアドバイザーなどに頼ったほうがよいかもしれません。
そんな時は、転職ナビにも転職活動のサポートをしてくれるキャリアアドバイザーがいるので、気軽にご相談ください。
20代の転職を成功させるために
20代はさまざまな可能性のある世代です。
「転職回数が多いかも…」「学歴が…」などの心配はあるかもしれませんが、社会人経験を積んだことによって、書類でわかる情報よりも中身やこれからのポテンシャルが重視されやすくなるのが20代転職のメリットでもあります。
今回ご紹介した対策を参考に、転職成功のために一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。


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