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株式会社クラウドワークス 吉田浩一郎 失敗を経験にして確立した 21世紀のワークスタイル

JOBSHIL編集部
株式会社クラウドワークスの代表と企業ロゴ
株式会社クラウドワークスの代表のプロフィール写真

株式会社クラウドワークス
代表取締役社長兼CEO
吉田浩一郎

大学卒業後、パイオニア、リードエグジビジョンジャパンを経て、株式会社ドリコム執行役員として東証マザーズ上場を経験後、独立。2011年株式会社クラウドワークスを創業。日本初の本格的なクラウドソーシング(ウェブのお仕事マッチングサービス)として急成長中。テレビや雑誌などの出演以外にも、日経ビジネス「日本を救う次世代ベンチャー100」にも選出されるなど、多数のメディアから注目されている。
生年月日: 1974年 出身: 兵庫県 出身校: 東京学芸大学

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※この記事は「2014/06/27」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

転職を何度も経験されているようですが、その経緯を教えてください

大学のときに演劇をやっていたことから空気の震えで人の心を動かす「音」に興味があり、パイオニアに入社して営業職に就きました。

1年目の冬には関東圏で営業成績2位、2年目には1位と良い結果を出すことができたのですが、働くうちに新たなフィールドでチャレンジしたいという思いが強くなり、外資系企業のリードエグジビジョンジャパンに転職しました。

そこまで好成績を収めていたのにも関わらず…ですか?

それまでの人生でも、得意なことよりも苦手なことに挑戦する傾向が強かったんですよ。

このときは、自分が劇団をやっていたときに課題と感じていた「集客」というものに挑戦してみたいと思い、入社しました。転職後も営業成績は良かったのですが、ここで問題が起こりました。

私は成績を出すことだけに熱中していたのですが、こちらの会社は全員がチームという考えを尊重していたため、あるとき事務方のスタッフたちに「事務職が尊重されていない。吉田さんの仕事はサポートしたくない」と宣言され、事務仕事も含めてすべての仕事を自分でやらなければいけなくなってしまったのです。

四面楚歌になってしまった、と

そのとき、パイオニアを退職する際に先輩から言われた「仕事は一人でやるのではない。周りの人がいるから仕事ができるんだ。」という言葉を思い出したんです。

それは後に、自分が会社を立ち上げるときも深く響いた言葉になりました。個人ではなく、チームワークで成り立っているのだと。様々な経験がありましたが、5年間在籍したリードエグジビジョンジャパンで得たものはとても大きかったです。

展示会を企画・運営していく中で、多くの企業のトップ営業や社長と話ができる機会にも恵まれ、視野も広がりました。任された新たな事業に取り組むプロセスの中で、「自分で会社をやってみたい」という気持ちも強くなっていきましたね。そこで、自分にラベルをつけることにしたんです。

自分にラベル、と言いますと?

当時は、SNSなども黎明期。人と出会って、信頼関係を構築するまでには何度も会ったり飲み会を繰り返したり…と多大な時間がかかっていたのです。

そこで私は「営業の達人」という名刺を作って、会った人に渡していくことにしました。

相手の方にも「あ、あなたは営業が売りなのね」とすぐに理解してもらえて、営業のスピードが格段に上がりました。これと同時にもっと自分のことを知ってもらうために「営業の達人ブログ」を書き始めましたんです。

その名刺やブログは、功を奏したのですか?

あるとき知人から「営業を探している人がいる」と、ある人を紹介してもらいました。会ってみると、「社員15人のほとんどがエンジニアという会社なので営業が必要だ」というのです。この会社がドリコム。次に会ったときには、行くことを決めていましたね。

実はこの方が、「営業の達人ブログ」を読んでくださっていたのです。つまり、自ら「営業の達人」と名乗ったこと、そしてブログを書いていたからこそ、ドリコムに加われた。ネットが21世紀において最高のツールだということを改めて認識した経験です。

ドリコムではこれまでのようにトントン拍子で進んでいったのですか?

ドリコムは2006年に株式上場するのですが、ここでもまた自分自身の見抜けなかった部分が露呈しました。

ドリコムは営業不在のところからスタートしたため、どのように土台を作り上げていけば良いのか分からず、手探りの状態ですすめてしまったんです。

そんな中、上場前後で採用した営業30人のうち、25人もやめてしまうという事態が発生してしまいました。

その原因はなんだったのでしょう?

信頼関係を築くことができていないままに目標だけを突き詰めてしまったということに尽きると思います。この失敗の経験が今の会社にとても活きています。今、クラウドワークスのスタッフ達によく言っているのが「俺達は日本代表チームだ」ということ。

クラウドワークスのスタッフ達は、それまで色々なチームで活躍してきた人、初めてプロになった人など、たくさんの経歴の人が属しています。しかし、日本代表チームになったら「俺は学生のときすごかった」なんていう栄光を今更語っても仕方がない。

どれほど過去が優れていたとしても、自分達の信頼関係は0。これから信頼関係を作っていくことが大事なのだと言い聞かせています。

そのためには具体的に、どうしたら良いと思われますか?

共通言語を作ることですね。よく言うのは、ミッション(存在意義)、ビジョン(具体的な目標)、バリュー(行動指針)の3つ。たとえば、サッカーが世界中で人気がある理由は、ルールが明確だからだと私は考えています。

どういう価値観の元にゲーム(事業)をするのかが大切。若い会社だからといって、ただ勢いにまかせて突き進むだけでは成功することは難しいと思っています。

失敗と経験を積み重ねていって、今の会社に結び付いた経緯とは?

ドリコムを離れたあとに事業を立ち上げたのですが、あるとき、それが単なるお金儲けになっていることに気づき、虚しさを感じたことがありました。そのとき気付いたのは、本当に欲しかったのは名誉やお金ではなく、人に感謝されたかったのだということです。

人とのつながりによって生まれる喜びが人生において最も重要であり、それ以外は投げ出してしまったほうが良い。そういった結論に辿りつき、貯金も車も手放して立ち上げたのが「クラウドワークス(ウェブのお仕事マッチングサービス)」です。

今の日本は2015年になると、正社員として雇用される人が50%にも満たないという現実があります。私はそうした中で、人々が21世紀の新しいワークスタイルを実現するためのプラットフォームを築きたいと考えたんです。

今後の事業の展開を教えてください

現在、クラウドワークスの利用者は17万人に達していますが、利用者のうち最も稼いでいる方は年収1000万円を超えており、最高齢ユーザーは80代。

今後は年齢もワークスタイルも様々なユーザーさん達を、仕事だけでなく教育や社会保障といった様々な側面から、共済組織のようにバックアップしていきたいと考えています。

最後に、独立を考えている方へメッセージをお願いいたします

私の好きな言葉に「志ある者事ついに成る」というものがあります。強い志を持ちながら、周りの力を借りてうまくやっていければ、自分の描いている夢に近付くことができるという意味です。

誰しも失敗は怖いものですが、命を落とすほどの失敗というのはそうそうありません。失敗の経験も強みとして活かしていければいいと思っています。

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