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株式会社システムインテグレータ 梅田弘之 独自の発想と技術で生み出す時間を与えるソフトウェア

JOBSHIL編集部
株式会社システムインテグレータの代表と企業ロゴ
株式会社システムインテグレータの代表のプロフィール写真

株式会社システムインテグレータ
代表取締役社長
梅田弘之

静岡大学電子工学科卒業後、株式会社東芝に入社。1989年に住商情報システム株式会社(現・SCSK株式会社)に転職し、国内初のERPソフト「Pro Active」の企画開発を手掛ける。1995年、株式会社システムインテグレータを設立。ECサイト構築、ERP導入、データベース開発支援ツールなどのパッケージソフトウェアを開発し、「時間を与えるソフトウェア」の創出に力を注いでいる。
生年月日: 1957年 出身: 新潟県 出身校: 静岡大学

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※この記事は「2014/08/15」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

幼少期はどんなお子さんでしたか?

一言でいうと「あまのじゃく」ですかね(笑)子どもの頃から、みんなが右へ行くなら自分は左の道を選ぼうとするようなところがありました。今思うと、その性格がその後の起業にもつながっていたのかもしれません。

今でこそ若くして事業を興す方も多く見受けられますが、当時国内では起業家の数も少なく、まだまだマイノリティな存在でした。たとえばこんな有名なジョークがあります。様々な国の人が乗った船が沈没しそうになっているとき、お客を海に飛び込ませるために船長が何と言うか、という話。

いわく、アメリカ人には「今飛び込めばヒーローになれますよ」、ドイツ人には「飛び込むのが規則です」、イタリア人には「きれいな女性が飛び込みました」、そして日本人には「もうみんな飛び込みましたよ」。これはあくまでもジョークですが、良くも悪くも日本人の「右へならえ」の気質をよくあらわしていると思います。

また、20代の頃ニュージーランドに旅行した時に出会った文章も心に残っています。それは、おばあさんが幼い子どもに対して「みんなが飛び込むからといって、あなたまで飛びこむ必要はないんだよ」と言い聞かせている場面。この2つの話を思い出すにつけ、私は「みんなが飛び込むなら自分は飛び込まない」というタイプだったな、と思います。

起業を考えるようになったきっかけは?

大学卒業後は東芝に入社しました。当初は起業しようとは全く考えておらず、このまま一生懸命仕事をして、出世できたらいいと思っていました。

しかし数年が経ち、仕事をする上で大企業ならではの問題点を感じるようになってきたのです。

自分の力を最大限仕事に注ぎたいと思っても、会議や内部との交渉といった業務に時間をとられてしまい、もどかしさを抱くことが多々ありました。

東芝は安定した企業でしたし、社会人として多くの経験を積むことができましたが、「自分の力を100%発揮できる環境に身を置きたい」という思いが強まり、起業を考えるようになったのです。

その後すぐに起業ではなく、一度転職されたのですね

東芝ではプラント系の仕事をしていたのですが、起業するにはあまり適さない分野だと考えていました。そこでIT業界で力を蓄えるため、住商情報システム(現・株式会社SCSK)という会社に転職。当時私は31歳でしたが、38歳を目安に起業しようという目標をたてていました。

その後、新しいパッケージソフトウェアの企画開発で大きな成功をおさめ、目標よりも1年早い37歳で当社を設立しました。

事業内容についてお聞かせください

現在、国内のソフトウェア企業は受託型や派遣型が大半を占めていますが、当社はそのどちらでもなく、自社開発のパッケージソフトウェアビジネスを展開する会社です。

現在は、「ECサイト構築ソフト」「Web-ERP」「設計・開発支援ツール群」「プロジェクト管理システム」を柱とし、時代のニーズに応える独創的なパッケージ開発を強みとしています。

開発にあたっては、「こんなものがあったら面白いのではないか」「世の中の役に立つのではないか」というオリジナリティある発想を大切にしていますね。

「社員全員が一流の技術者」という社是に込めた思いとは?

技術革新の激しいIT業界においては、新しい技術を常に磨き続ける姿勢がとても大切です。そして、それを社是として言葉で掲げるだけでなく、社内全体の風土としていかなければいけません。

そのための環境作りも社長である私の役目だと考え、資格取得の支援や勉強会なども積極的に行っています。中でも特徴的なのは、社外の方も参加可能な勉強会でしょうか。社員が持ち回りで講師を務め、新しい技術をキャッチアップすると同時に、プレゼンテーション能力向上にも活かしています。

勉強会の後には講評やアドバイスの場を設け、それをまた全員で共有します。特にエンジニアなどは普段人前でプレゼンする機会も少ないですから、よい実践の場になっているようです。

ご苦労された経験はございますか?

幸いにして当社は創立から順調に黒字経営を続けることができているのですが、これまでに2度、経営的に厳しさを感じる時期がありました。1度目はネットバブルが崩壊した頃。そして2回目がリーマンショックの時です。しかし、そのような外的な要因があっても、強い組織を保ち続ける企業はたくさんあります。

私たちには、それまでの成長の中で知らず知らずのうちにさまざまな弛みが生まれてしまっていました。「新しいことにチャレンジし続ける」というベンチャー精神を忘れかけていたんですね。

そこで創業当時の思いに立ち返り、徹底した経費の削減や採用の見直しを行い、その結果、過去最高の利益を出すことができました。危機的状況において浮き彫りになった課題に対し、全社一丸となって取り組むことで、より大きな成長へと繋げることができたのです。

今後の展望についてお聞かせください

当社は今年、東証一部上場を果たしました。その際に改めて再確認したのが、「時間を奪うのではなく、時間を与え続けるソフトウェアを創り続ける」というコーポレート・スローガンです。当社の存在意義は、このスローガン実現のための「Catch and Grow」。

つまり、Catch=時代のニーズをとらえる先見性を持ち、Grow=事業として成長させていく、ということです。現在は、柱とする4つの製品をさらに強固にすると同時に、新しいソフトウェアの開発を進め、水やりをして育てている段階。

実は私は、会社の規模や売上、社員数などの数値的な目標はあまり重視していません。それよりも、世の中の役に立つ製品、「このパッケージソフトはすごい」と思われるような製品を世に出し続けていきたいのです。そうすることで、売上や人も自然とついてくるものだと思っていますから。

起業を志す人へのメッセージをお願いします

実際にやってみるまでは、いくら計画を立てても成功のイメージがつかめなかったり、不安を感じたりすることもあるでしょう。でも、世の中には、一歩を踏み出して初めて分かることがたくさんあります。やってみれば何とかなることも多いですし、場合によっては方向性の転換を迫られることもあります。

とにかく大切なのは、はじめの一歩を踏み出す勇気です。私は「迷った時は積極的な道を」という言葉を座右の銘とし、自分の行動の指針としています。転職や起業を決めた時もそうでしたし、もっと小さな、たとえば「今日はスポーツジムに行こうか。

疲れているからやめようか」というような日常の中での迷いに対しても、この言葉が自分自身の背中を押してくれます。どんな迷いでも、積極的な行動を選べばきっと「やって良かった」という結果になるはずです。

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