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株式会社プロジェクトニッポン 松谷卓也 オープンイノベーションで、日本に起業文化を確立する

JOBSHIL編集部
株式会社プロジェクトニッポンの代表と企業ロゴ
株式会社プロジェクトニッポンの代表のプロフィール写真

株式会社プロジェクトニッポン
代表取締役社長
松谷卓也

大学卒業後、リクルートに入社。2003年に経済産業省から依頼された起業家輩出支援事業「ドリームゲートプロジェクト」の事業責任者として、立ち上げを担当。さらにそのプロジェクトを拡大・発展させるため、リクルートを退社。株式会社プロジェクトニッポンを設立し、代表取締役に就任。新たな起業プロジェクトに次々と着手している。
生年月日: 1967年 出身: 兵庫県 出身校: 立命館大学

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※この記事は「2014/08/15」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

御社の事業内容について教えてください

起業支援サービス「ドリームゲート」を運営し、起業を目指している方とその方々をサポートする経営コンサルタントなどで構成する起業支援専門家を結びつける事業を展開しています。現在、起業を志して弊社のサービスに登録している人数は約43万人、サポート側の専門家の登録数は約500名を超えています。

専門家の方々に登録料をいただき、起業家の卵たちに無料でサポートやアドバイスを行っていただく場を提供しながら、企業からの協賛や広告費でツールやサービス、イベントなどを行う形のビジネスです。

専門家にとっては、「ドリームゲート」で多くの方々に支持されることで、自分のブランドづくりやネームバリューといった利益を得られることにつながり、人気コンサルタントとして売り出すきっかけづくりになっています。

ご自身が起業したきっかけとは?

リクルートに在籍していた頃、経済産業省から「起業支援の事業を手伝ってほしい」という話が舞い込み、立ち上げを任されることになりました。

そこで、起業家を増やすためにはどうしたらいいんだろうと考えた時、調べてみるとある調査で「起業家を尊敬しているか?」という問いについて、アメリカではYESが93%、カナダでは83%、保守的といわれるイギリスでも約40%。

それが、2003年当時の日本ではわずか8%…。これでは、起業家は増えないと感じました。まずは、文化をつくらなくてはと。そこで、「カバン持ちのインターシップ」と称し、サイバーエージェント社長の藤田さんなどの起業家のカバン持ちができる企画を立ち上げたり、数千人単位のイベントを数多く実施。起業家をより身近で憧れの存在として定着させるプログラムを次々に行いました

起業文化を築くには何が必要だとお考えですか?

前述の通り、そもそも日本では起業家が尊敬されていませんでした。だからこそ、文化を変える必要がある。そのためには、起業家の絶対数を増やさなくてはいけない。サッカーで言えば本田選手、野球で言えばイチロー選手のように、スーパースターといえる成功者を生み出さなくては、起業を目指す人の数も増えないと考えました。

その時、参考にしたのがスポーツ。スポーツの世界は、スーパースターがどこから出てくるのかわかりませんが、いつも勝つ強いチームには共通点があります。それは、良いコーチや監督がいること。そこで、起業家のコーチを増やそうと、起業家をサポートする“ドリームゲートアドバイザー”を広く募集することにしたのです。

起業支援の事業を引き継ぎ、独立した理由とは?

「ドリームゲート」の立ち上げ時は、救急車で何度も運ばれるほど仕事にのめり込んでいました。

私自身、この仕事を心から取組みがいがあるものだと思い、これは自分が人生をかけてもやるべき大きなテーマだと感じていたのです。

しかし、社内の方針で継続することが出来なくなり、それなら会社を辞めて自分がこのプロジェクトを大きくするんだと思い立ち、独立。自分の会社を立ち上げて運営を始めました。

会社を辞める時、不安などはなかったのでしょうか?

不安よりも、やるべき使命感に燃えていました。事が目の前にあって、力があり余っているような状態ですね。

私はけっして頭がきれる方ではないのですが、もともと人がやっていないところにレールを引いて新たなプラットホームをつくったり、何もないところに新しい世界をつくることが好きなんです。

しかし、誰もやっていないことというのは、概ねしんどくて儲からない領域。だからみんなやりたがらない。だからこそ、そこに自分の存在価値があるのだと思っています。独立後は、不安など感じる間もなく、プロジェクトのことだけを考えてがむしゃらに進んできました。

現在の起業を取り巻く環境について教えてください

今、起業しようとする若い人が確実に増えています。その理由としては、身近なロールモデルが増えたこと。企業に勤めることが必ずしもリスクヘッジにならないこと。そして、起業に対してお金がかからなくなったこと。

今はそういった流れを政府もバックアップしていて、さまざまなプロジェクトが進められています。今年から弊社が注力している「TOKYOイノベーションリーダーズサミット」は、我が国のオープンイノベーションを推進する取り組みとして、事業を立ちあげたばかりのスタートアップに大手企業と提携できる場を提供しています。とても大きな反響を呼んでいますよ。

TOKYOイノベーションリーダーズサミットとは?

日本で起業する人達は着実に増えてきましたが、世界を動かすようなグローバルスケールのベンチャーはなかなか出てこない。これはなぜなのか?私は、日本はビジネスにおいて3つの村からできていると考えています。

一つ目は、アカデミックという技術の元をつくれる村。二つ目はベンチャーで、0から1を立ち上げるのが得意な村。三つ目は、大企業で1を100にすることができる村です。これら3つの村は、それぞれ孤立していて、連携することがありません。

けれど、グローバルスケールの起業家を育てるには、いい技術やベンチャー企業のアイデアを大企業の資本によって育てることが大切です。そこでまずは、80社の大企業と400社のベンチャー企業が一堂に会するマッチングサミットを行いました。

TOKYOイノベーションリーダーズサミットの成果はいかがでしたか?

たいへんご好評をいただきました。大企業側は、これまでもけっしてベンチャー企業の技術やアイデアに興味がなかったわけではありませんが、どこにアクセスすべきかがわからなかったし、信頼できるルートももっていなかった。

それが、ベンチャーキャピタルによる推薦によって選出された信頼できるベンチャー企業400社と一度の機会で接点がもてたことは、大きな収穫だったと思います。そして、我々の方で660件の商談をセッティングし、このうち465件が次につながることとなり、マッチング率55%をいう成果を出すことができました。第二回は、9月24日に虎ノ門ヒルズで行うのですが、こちらはさらに大きな規模で開催したいと考えています。

今後の目標について教えてください

我々のミッションは、設立当初から「日本に起業文化を確立する」ことです。日本の起業の裾野を広げるとともに、今後は海外の大企業やベンチャー企業と日本の企業を結びつけるサポートも行いたいと考えています。そして、なにより日本で起業家を増やすのが、不変の目標です。

私の座右の銘は「本気で平凡といわれる人間こそ非凡なことはない」というものですが、自分が心底平凡だと思うからこそ、常に努力することを忘れず、本気で取り組めるのだと思います。もし、起業したいと思っている方なら、ぜひ自分の存在価値が活かせる分野で、自らを信じて邁進していただきたい。その際には、我々が強力にバックアップさせていただきます。

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