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株式会社トーキョーバイク 金井一郎 「なんでもない日常」に、変化を創り出す魔法の自転車

JOBSHIL編集部
株式会社トーキョーバイクの代表と企業ロゴ
株式会社トーキョーバイクの代表のプロフィール写真

株式会社トーキョーバイク
代表取締役
金井一郎

大学卒業後、オートバイや自動車関連の会社を数社経験した後、自転車販売サイトで独立を果たす。大手スポーツショップでの販売を機に、街乗りに特化したオリジナル自転車“トーキョーバイク”の反響が高まる。現在では、本店のある谷中を含め都内に3店舗、海外にも7店舗の直営店を展開している。
生年月日: 1962年 出身: 東京都 出身校: 青山学院大学

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※この記事は「2014/08/22」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

どんな学生時代を過ごされましたか?

勉強でも運動でも、飛び抜けて優れていたわけではありませんでした。部活も割といい加減で、高校の時にテニスを半年くらいやって辞めてしまったほど(笑)高校卒業後は大学に進学したものの、将来について明確なことは何も考えておらず、ただ当時、バイクにハマっていたため、卒業後はオートバイの会社に就職しました。

そこから起業に至るまでの経緯とは?

最初の会社で営業回りを3年くらい経験した後、車やオートバイを扱う輸入商社へ転職。1年ほどオートバイ屋の店長を任された後に本社へ移りました。

けれど思うように業績を伸ばせず、気持ちも停滞する一方で…(苦笑)数年経ち、ようやく別の業務をする機会を与えられ、そこでの仕事をこなすうちに、ビジネスの仕組みがすごくクリアに見えてきて道が拓けたんです。

以降は業績も伸びて自信もついてきたので、これで堂々と辞められるぞ、という感じで8年目に退職しました。そこからすぐに独立を考えたわけではないのですが、心のどこかに「自分でも何かやれるかもしれない」という期待感は抱き始めていたと思います。ちょうどその頃に、以前お世話になった先輩たちが作った自転車関連の会社と縁ができ、こことの仕事がきっかけになって、自転車パーツのネット販売から細々と始めてみることにしたんです。

トーキョーバイクという商品が生まれたきっかけとは?

トーキョーバイクという名前を思いついたのがきっかけです。販売サイト名を考えていたとき、たまたまシアトル・バイクスというアメリカのお店を見つけて、地名との組み合わせはいいなぁと単純に思いました。

すると、トーキョーバイクという名前がポンと出たのと同時に、東京の街に特化した自転車があれば楽しいだろうと閃いたんです。当時はまだ自転車ブームはなくて、そこにぽっかり穴が空いているなという気はしていました。案の定、様々な自転車メーカーを調べましたが、街を走るための自転車というものは殆どなくて、だったら自分でカタチにしようと考えました。

具体的にどんな工夫をされたのでしょうか?

自転車が主役になるのではなく、街と乗る人を引き立てる色やデザインを重視しました。

さらに、東京は坂と信号が多いため、まず漕ぎ出しを軽くして、街乗りの際のストレスを軽減させる機能に特化したんです。街を走る上で不要なパーツを外したことで重量が軽くなり、安価で販売することも可能になりました。

商品の浸透は早かったですか?

マーケット、商品としての可能性は大きいと思っていたものの、スタート時は個人で細々と食べて行ければいいくらいの予測でした。けれど、当時掛け持ちしていた仕事の取引先だった大手スポーツショップのオッシュマンズさんへ商談に行く際、たまたま自分で作った自転車に乗って行ったんです。

すると翌日、担当の方から電話があって、「あの自転車をウチでやらせてよ」と声を掛けていただきました。これはとても幸運でしたね。原宿や新宿などの一等地で商品が展示され、注目される機会も多く、オッシュマンズさんからも「今までにないくらいの反響ですよ」というお言葉をいただきました。

当時自転車というものは、近所の買い物などに使う道具であるか、本格的にスポーツとして楽しむ乗り物であるかのどちらかでした。そのため、街に特化した新しいタイプの自転車ができたことは、ユーザーさんに期待感を与えられたのかもしれません。

失敗談や印象深いエピソードはありますか?

トーキョーバイクを売り出したばかりの頃、製造過程のミスでタイヤのパンクが続出するトラブルがありました。原因を突き止めた後、買ってくださったお宅へオッシュマンズさんと手分けして一軒一軒修理しに回ったのですが、その際にお叱りを受けるどころか、とてもいい自転車だと褒めていただいたことが印象に残っています。

その後、一旦トーキョーバイクが取引停止になってしまい、経営が苦しくなった時期がありましたが、再び販売が開始され、絶対に売れるというモチベーションを維持できたのは、当時のお客様の声とオッシュマンズさんの尽力があったからこそだと思っています。

本店を東京の谷中に置いた理由とは?

いよいよ事務所を構えて社員を迎えようと動き出した頃、たまたま車で通った谷中という街の空気に惹かれたことがきっかけです。これまで展示していただいていた原宿や新宿のような場所の方が、当然人々の注目を得やすいことはわかっていました。

ですが、どうしても谷中が気になってしまい、決めてしまったんです(笑)でも結果、それが正解でしたね。この街とそこに住まう人々には、とても自由な空気があって、時流に乗って成功するだけが幸せじゃない、自分らしい生き方をしてそれでどうにか食べていければ幸せなんだ、と感じている人がすごく多いのです。

そんな空気の中で暮らしていくと、次第にそれが僕自身のペースになって、何かに迷ったとしても、最終的には自分たちらしさというものが大切なんだと気づくことができました。

現在の企業コンセプトも、そんな空気から生まれたのですね

メンバー全員、“TOKYO SLOW”というキーワードを大切にしています。これは、「東京で暮らす中でも自分らしい時間を持とう。もっともっと肩の力を抜いてゆっくりしようよ」という想いが込められていて、このキーワードをユーザーさんに感じてもらうことが、トーキョーバイクのもうひとつのカタチ。

単純に自転車の乗り心地を楽しむだけではなく、街の空気を感じながらちょっとした買い物でさえ楽しい気分になれたらいいな、と。僕らにとっては、“街を感じてもらう=トーキョーバイク”なんです。

今後の事業展開についてお聞かせください

自分たちが楽しいと思えることをやり続けていくこと。まず、これが第一。また、僕らは東京ローカルで良いと考えているので、そこに共感してくださる方々と共に成長していきたいです。当社のターゲット層は独身者やまだ子どものいない方々ですが、その方々が年齢とともにライフスタイルを変えていくのに合わせて、商品の幅も広げておきたいと考えています。

新店舗の展開についても、ターゲットとなる方々が多く住まう地域に限定して、しっかりと根を生やしていきたいですね。僕らがやるべきことは、モノを作るということだけでなく、ちゃんとお客様に伝えることが肝心。そして、今乗ってくださっているお客様やこれから買ってくださるお客様が困らないような店作りを今後も続けていきたいです。

社内で大切にしている文化はありますか?

やはり基本は、常に楽しみながら働くことですね。街を楽しむための商品をつくる会社ですから、社員も街を楽しむプロでなくてはいけない。皆でそういう気持ちをもっと共有していきたいと思っています。

ちなみに、社内で自転車通勤をする人は多いですが、自転車が好きでたまらないというより、電車より快適で楽しいからとか、そういった理由の人が多いのも特徴です。東京って自転車で走ったらこんなに近くて楽しんだよということを社員の多くが体感しているのだと思います。

起業を考える方へ、メッセージをお願いします

世の中の常識をまず疑ってみることですね。皆が当たり前と思っていることが、実はそうではないことって意外と多い。そこに気付くことで、見えるものが全く違ってきますよ。また僕の場合、谷中に来たことはすごく自分の中で大きいので、そういう意味で、環境選びもとても大切だと思います。

座右の銘を教えてください

「風まかせ」ですね(笑)僕自身、これまで自分の力で押し開いてきたのではなく、周囲の協力を得ながらその時々の風に乗ってこれたのかなという印象。もちろん、そこから落っこちそうになった時もありましたが、そこに流れる空気を自分の感性で感じ取り、そして自分で考えて決めて行くというのは大切なんだろうと思います。

最初の就職からここまで、すべて繋がっている気はしますよね。もちろん、駄目だった自分も含めて。助けられることも多かったですし、そのひとつでも欠けていたら、今の自分はなかったと思います。

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