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株式会社翻訳センター 東郁男 グローバル展開する企業に寄り添う言葉のコンシェルジュ

JOBSHIL編集部
株式会社翻訳センターの代表と企業ロゴ
株式会社翻訳センターの代表のプロフィール写真

株式会社翻訳センター
代表取締役社長
東郁男

大学卒業後、近畿通信建設株式会社(現:株式会社ミライト・テクノロジーズ)に入社。海外部・人事部を経て、1992年に株式会社京都翻訳センター(現:株式会社翻訳センター)に入社。取締役に就任後、大阪営業部長、東京営業部長を歴任し、2001年9月に代表取締役社長に就任。
生年月日: 1961年 出身: 鹿児島県 出身校: 京都産業大学

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※この記事は「2014/04/11」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

幼少期のお話をお聞かせください

鹿児島出身で小中学校ともども城跡内にある学校に学び、西郷隆盛の墓地や天璋院篤姫の生家も近いという歴史の名残ある街に生まれ育ちました。

大学進学と共に京都に上京しましたが、芯のある性格や少し頑固な部分はやはり薩摩人の気質だと感じることはあります。

31歳の時に転職で翻訳センターに入社されたのですね?

大学では英語以外の言語を学ぼうとスペイン語を専攻し、卒業後は海外で通信設備工事を行う会社に入社。配属は海外部でしたが、実際は海外オフィスの後方支援的な仕事で、私自身が海外に赴くことはありませんでした。

海外企業との契約書や技術関係の仕様書翻訳なども担当し、翻訳会社に外注もしていましたので、産業技術翻訳の市場はよく理解していました。前職は管理系の仕事だったので、営業を募集していた弊社に転職しました。

営業に就きたくて転職をしたものの、“翻訳”は目に見えない商品。どう会社や商品をアピールするかという部分は難しく感じました。ただ、グローバル展開をしている会社であれば、翻訳の需要は必ずあります。

自動車や保険のように、すでに持っている・入っているものから切り替えてもらう難しさに比べ、需要がある場所がハッキリと分かっている分、営業はやりやすい。この話は新人の営業マンによくしています。

最初はA4の原稿1枚程度の小さな仕事から弊社の翻訳を見ていただき、実績と信頼関係を重ねていく。これが営業の基本。

細かな仕事の積み重ねがなければ、安定的な受注には結びつきません。

社長就任への経緯を教えてください

弊社は製薬・薬品の町である大阪・道修町から出発した会社で、医薬分野の翻訳から始まりました。私は京都、大阪、東京と転勤を重ね、営業部長・取締役営業部長を拝命しました。

もともと創業者には上場したいという強い思いがあったようですが、経営に対する考えと会社をパブリックにすることが共存させられなかった。そこで2001年に創業者が退任し、残った取締役4人のなかで私が社長に就任しました。

創業者の意思をそのまま引き継ぎ、2006年に株式上場しました。

翻訳業界最大手ですが、大手のメリットはどんな部分でしょうか?

翻訳業界は9割以上が家族経営的な小規模事業者の集まりなのですが、弊社は業界唯一の上場企業として5,600名の登録者を有しています。日本企業のグローバル展開が広がり、外資企業の日本市場への参入も進んでいますので、双方で産業翻訳のボリュームも年々大きくなっています。

企業側が求める翻訳量に対して、提供する側のキャパシティがまだまだ足りない現状ですので、ある程度の翻訳者の人数や品質が保証されていることは重要です。同じ企業から一括で仕事を受けることで、その企業の専門用語や用例が蓄積でき、次に活かしてクオリティを上げられます。

大きい企業になると年間数億円規模の翻訳需要があるので、それに対する制作体制は保持する必要があります。

依頼された仕事と翻訳者のマッチングは難しいお仕事だと思いますが…

産業翻訳と一言で言っても、契約書・論文・マニュアルでは、文体から使用する単語まで全然違います。契約書でも機密保持契約書なのか、事業提携契約書なのかで別のスキルが必要です。

この複雑なマッチングを実現するために、登録者5,600人の専門領域やこれまでの実績、現在の受注スケジュールを一括管理するSOLAという基幹業務統合システムを利用し、翻訳の手配・工程管理を行うコーディネーターが最も効率よくマッチングできるようにしています。

ミスマッチが起こるとチェッカーの校正に時間がかかり、最悪の場合は再度別の翻訳者にお願いするなど無駄が多くなります。このマッチング業務こそが品質維持のために一番重要なプロセスで、弊社の強みもマッチングの適切さ・正確さにあると思っています。

とはいえ最終的には「人と人」。用語集を添えて発注するなどの翻訳者の方々が気持ち良くお仕事ができるための気配りは、コーディネーターの手腕でもあります。

会社のなかで大切にしている文化はありますか?

毎年各部から若手社員を数人集めて「社長と語る会」を実施し、日頃の疑問点や「もっとこの分野の翻訳をやってみたい」などの正直な気持ちを聞いています。いつもは静かで大人しいと思っていた社員がよく話してくれるなど、新しい発見があって楽しいですよ。

弊社は医薬分野の翻訳からはじまり、医薬開発に関連する特許の翻訳も頼まれるようになり、次第に企業同士の契約の翻訳にも携わるようになって…と、お客様の要望にお応えする形で常に新しい分野に挑戦してきました。

会社にとって一番怖いのは、「滞る」ことです。1分前のことが今現在には古びているわけですから、常に変化させ成長させていくためには常に改善が必要。そのヒントが若手社員のアイデアや意見のなかに隠されていると実感しています。

今後の展開はどのようにお考えでしょうか?

経営ビジョンとして「すべての企業を世界につなぐ言葉のコンシェルジュ」を掲げています。あえて「翻訳のコンシェルジュ」にしなかったのは、グローバル展開をする企業が直面する外国語の壁など、翻訳以外の様々な問題に寄り添い、顧客企業と一緒に解決していきたいという思いからです。

また、ホテルのコンシェルジュが提供する近くの美味しいお店や周辺情報のように、お客様のニーズに合わせた柔軟かつ心強いサービスを提供したいと思い、あえてコンシェルジュという言葉も使用しています。同時に、主力である翻訳事業の特許、医薬、工業、金融・法務の4分野に加え、今後はローカライゼーションにも注力していきます。

これはデジタル製品などの工業製品やゲーム・マンガなどの一般消費者向け商品の世界同時展開が増え、各国の文化や習慣を理解したうえでのユーザーマニュアル翻訳の需要が見込めるからです。また、翻訳に付加価値をつけたメディカルライティングというサービスも提供しています。

これまではお客様が書いてくださった書類を翻訳するだけでしたが、大元の原稿作成までこちらで担当する。特許翻訳であれば、申請書類の翻訳だけでなく海外への特許出願までを担当するなど、より専門性を高め、深く掘り下げるようなサービスを展開していこうと思っています。

翻訳支援ツールなども独自で開発されているとか?

翻訳の効率化と生産性アップのために、翻訳支援ツール「HC TraTool」を開発しました。これは過去に翻訳した文書や用語を、依頼された原稿とデータベース上で機械的に照合し、同一または類似した翻訳文を流用・活用して翻訳することで作業効率化を図るものです。

弊社に登録している翻訳者の方々は無料で利用できますので、これにより用語や言い回しを統一させることができ、品質も向上させられます。

一昨年9月には㈱ISSを子会社化されましたね?

老舗の通訳、派遣、国際会議の企画・運営会社の子会社化は、翻訳だけでなく言葉に関する幅広い事業展開を考えてのことです。業界内でははっきり棲み分けができている「通訳」と「翻訳」の分野も、企業からみると国際会議に必要な「通訳」と「英文の会議資料の翻訳」はほぼ同じですよね。企業もワンストップで依頼できるようになれば、更に便利になります。

一方、機密性が高く社外に持ち出せない資料の翻訳のために、翻訳者を企業に派遣するというサービスも、ISSの派遣業務で賄うことができるようになりました。日本の国力アップのために国際会議を今後ますます増やしたいという話もありますし、6年後のオリンピックに向けての需要拡大も望めます。

起業を志す人へのメッセージをお願いいたします

独りでできることには限界があります。不得意な分野をサポートしてくれる信頼できる人材を確保することですね。そしてその人とのコミュニケーションをしっかりとり、言いたいことを言って、耳の痛いことにも耳を傾けることが大切です。

仕事はなるべく人に任せることです。組織としては仕事ができる人を増やしていくしか成長はない訳ですから。

座右の銘を教えてください

「おもしろきこともなき世をおもしろく」

世の中思い通りにならないこと、うまく行かないことの方がずっと多く、肝になるのはこの「うまく行かない時」。マイナス思考で後ろ向きになるのは簡単ですが、「おもしろく」取り組むのが私の向き合い方です。

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