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株式会社リバースプロジェクト 龜石太夏匡 「人類の未来のために」真摯に理念を貫き通す

JOBSHIL編集部
株式会社リバースプロジェクトの代表と企業ロゴ
株式会社リバースプロジェクトの代表のプロフィール写真

株式会社リバースプロジェクト
代表取締役
龜石太夏匡

1971年東京都生まれ。東海大学文学部北欧学科卒業。学生時代から脚本家を志しながら俳優としても活動し、北野武監督「ソナチネ」等に出演。1993年、2人の兄とともにアパレルショップPIED PIPERを立ち上げる。その後、俳優の伊勢谷友介との出会いから再び脚本家の道へ。2002年「カクト」、2008年「ぼくのおばあちゃん」、2012年「セイジ 陸の魚」などの映画を手掛ける。2009年、伊勢谷友介と共同代表で「人類が地球で生き残るためにはどうするべきか」を理念に株式会社リバースプロジェクトを設立。
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※この記事は「2014/04/25」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

生い立ちについてお聞かせください

男ばかりの3兄弟末っ子として生まれまして、子どもの頃は本を読んだり、自分でストーリーを作って人形で遊んだりするのが好きでした。今思うと、少し精神年齢が低かったのかもしれません(笑)

父は東映ニューフェイス出身の俳優で、破天荒というかちょっと一般の家庭環境とは異なるところがあったと思います。そのため、自分が家族の緩衝材であろうと幼い頃から意識して、絶えず自分以外にベクトルを向けているような子どもでしたね。

中学生の頃、父の同期である千葉真一さんが主宰する「ジャパンアクションクラブ」の舞台を手伝ったことがあります。父が脚本を書いたミュージカルだったんですが、それが当時の僕にとって強烈なインパクトでした。

父の頭の中から生まれたものを観て、お客さんが笑ったり感動したりしている。想像したものを表現することの素晴らしさを決定的に印象づけられた出来事でした。

当時は、将来にどんなビジョンをお持ちでしたか?

映画を作りたい!と考えていました。でも、漠然と映画を作るといってもその方法が分からない。

だからとりあえず脚本を書こうと思って、17歳くらいの頃から見よう見まねで何本も脚本を書いていました。

その後、映画を作るためには俳優を経験した方がよいのではないかと考えるようになって、大学在学中からいろいろなオーディションを受け始め、初めて合格したのが北野武監督の「ソナチネ」でした。

映画の現場はとても刺激的で、そこで改めて自分の目指す方向性を再確認しました。

大学卒業後、アパレルビジネスを立ち上げられたとか

大学4年の時、起業を志していた長兄とスタイリストの次兄がアパレルショップを立ち上げることになったんです。手伝ってほしいと声がかかり、「あくまで映画作りを目指すがそれでも構わないなら」と、参加を決めました。

それが「PIED PIPER(パイド・パイパー)」です。渋谷の小さなショップからスタートしたんですが、徐々に売上を伸ばし、遂には大阪進出が決まりました。

その頃、僕は少しずつ俳優としての活動の場を広げていて、ちょうどオーディションで大きな役が決まりそうなタイミングだったんです。ただ、PIED PIPERが大阪に出店するというチャンスをさらに活かすには僕が行くしかない。

俳優業や映画作りは僕個人の夢だけど、PIED PIPERは兄弟3人、さらに友人や同級生も集まった、いわば“仲間みんなの夢”。悩んだ結果、僕が選択したのは“仲間の夢”でした。

その後、盟友・伊勢谷友介さんとの出会いがあるのですね

PIED PIPERでは、長兄が社長、次兄がデザイナー、僕は店長の役割でした。

でも店長とはいえ、実際はただの売り子なのではないか?そんな悩みを抱えたある日、店頭に立っていたら突然涙が溢れて止まらなくなったんです。これはもうダメだと思いました。

そんな時に出会ったのが、当時学生でお客として店に来ていた伊勢谷友介です。監督を目指していた彼と、脚本を書いていた僕とはすぐに意気投合しました。

「彼と一緒に本気で映画を作ろう」と決心し、PIED PIPERを辞め、映画作りの道に進むことを決めたんです。

引っ越して車を売り払い、貯金も切り崩して、再び脚本を書き始めました。そうやって作り上げた映画が、2002年に公開された「カクト」です。

リバースプロジェクト設立の経緯についてお聞かせください

僕と伊勢谷は毎日、映画のテーマについて語り合っていました。そうすると必ず話が未来のこと、環境や社会問題のことに行きつくんです。

この問題にどう向き合うかを考えた時、取るべき選択肢は2つ。1つ目は、何もしない。2つ目は、できる範囲でアクションを起こす。そして僕らは後者でありたいと思い、仕事、映画作り、自分たちの人生の時間をこの未来への問題の解決に紐づけていこうと決意したんです。

そして僕たちは2作品目となる「セイジ」の制作に取り掛かるのですが、その中で伊勢谷と話し合ったことがありました。どんなに素晴らしい映画でも観た人は2週間もすれば忘れてしまう。社会に対してもっと継続して影響を与える方法はないだろうかと。

そこで考えたのが、未来に対しての行動を形にする「リバースプロジェクト」です。最初は映画の中の1シーンとして構想しました。それを現実社会でもリンクして立ち上げたら、もっとリアルに影響を与えられるのではないかと考えたのです。

リバースプロジェクトの理念について教えてください

基本理念は「人類が地球で生き残るためにはどうするべきか」誰もが心の奥底では、次の世代によりよい環境を残したいと願っているはずです。この言葉は誰も否定できません。

NPOやボランティアではなく、株式会社としてスタートしたのはこのアクションが仕組みとして成立しないような社会ならそもそも僕たちの未来はないだろうと思ったから。立ち上げ当時は10人中10人に反対されましたけどね。

これまでどんな活動をされてきたのですか?

生活の基本である「衣・食・住」を大きな柱として、地球環境や社会環境を見つめ直すためのプロジェクトを展開しています。僕はリバースプロジェクトを3年という時間軸で考えました。

1年目は理念を具現化するための方法を考え、2年目に社会と繋がる。そして3年目からがスタートだと。

最初の活動は木下工務店の協力のもと、制作したコンセプトワークで建て替えのために取り壊した家屋の廃材を使用してオブジェや家具を制作しました。

また、ジーンズブランドのLeeとコラボレーションし、廃棄予定のデニムにクリエイターがデザインを施して再度市場に出し、収益の一部を環境改善に繋げるプロジェクトも実施。これは以前のアパレル経験から生まれたアイディアですね。

そうやって徐々に活動の幅を広げていた矢先、起こったのが東日本大震災です。すぐに支援活動に動き、僕と伊勢谷も被災地に向かいました。2011年の活動はほぼ被災地支援でしたが、共感してくれる方々が増え、結果的にリバースプロジェクトの認知度を上げることに繋がったと思っています。

社内で大切にしている文化はありますか?

「人類が地球で生き残るためにはどうするべきか」という理念だけです。
逆にいうと、その理念さえブレなければあとは自由です。

今後の展開についてお聞かせください

2013年で、リバースプロジェクトの第一フェーズが終了しました。

次は本当の意味で、この事業体を長く継続していくものにしなければならないと考えています。最終的な目標は、リバースプロジェクトの存在が世の中から必要とされなくなること。

今までの資本主義というのは、個人のエゴや欲望の追求でその集まりが企業であり、国です。でもそれは向かう先が無限でなければ成り立たない。地球の資源が有限だと分かった今、個人の利益だけでなく、地球全体の利益をバランスよく考えることが必要なんです。

そうやってみんなが考えれば、リバースプロジェクトは必要なくなるでしょう。

起業を志す人へのメッセージをお願いします

自分の心を偽らないこと。自分の心が本当にそれをやりたいと思っているのかをよく考えてほしいと思います。

どんな状況でも、人は自分の中に必ず正解を持っているはずです。自分の心の奥底の声をよく聞いて、そしてそれを見つけたら簡単に諦めず、やめないでほしい。

僕は映画「セイジ」を完成させるまでに7年かかりましたが、そのうち6年10ヶ月は本当に苦しいことばかりでした。でも7年後に完成した時、その苦しみが素晴らしい時間に変わりました。

何かを続ける中では、挫折も、理不尽なことも、嫌なこともたくさんある。でもそれを繰り返してやり遂げた時に見える風景は、以前と全く違うはずです。

座右の銘を教えてください

NHKの「プロフェッショナル」という番組で、オーガニックの牧草地を作り上げた方が言っていた言葉があります。

「生きるということを意識せず、生かされるということを意識して、繰り返される単調な日々の中、情熱を失わずに新しいことを想像(創造)できるのがプロだ」と。

生かされるというのは、社会に必要とされるということです。それを常に意識し、未来に向けてこの世に生を受けた意味を自分に問いかけています。

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