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株式会社RETOWN取締役副社長 宇都裕昭 ユニーク制度や育成プログラムで飲食業界の未来をつくる

JOBSHIL編集部
「企業名 社長名 」と企業ロゴ
「企業名 役職 氏名」のプロフィール写真

株式会社RETOWN取締役副社長
株式会社RETOWN HUMAN代表取締役
宇都裕昭

大手鉄鋼会社を経て、組織・人事・労務専門の経営コンサルティング会社へ転職。その後も2度転職し、経営コンサルティング業界で様々な業種の人事・労務を中心とした経営支援に携わった後、2人の共同経営者と株式会社RETOWN(リタウン)を設立。人材事業部の分社化に伴い、株式会社RETOWN HUMAN(リタウンヒューマン)代表取締役に就任。飲食業界に特化した紹介予定派遣事業、職人育成アカデミー「飲食人大学」、飲食業界専門の求人支援サイト「飲食人.com」を展開する。
生年月日: 1975年 出身: 兵庫県

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※この記事は2014/04/25に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

幼少の頃のお話をお聞かせください

尼崎で祖父が営んでいた社員10名ほどの小さな鉄工所の2階に暮らし、鉄加工の音を聞きながら育ちました。友達と遊ぶより、鉄工所で働く祖父や従業員の大人の方と接することが好きで、幼稚園を登園拒否した時期もあったりと、変わった子供だったと思います。

小学校から中学校3年にかけては野球に夢中でした。一応、中学校2年生までは文武両道で勉強も頑張っていました。野球への情熱があり、練習に没頭していましたが、自分よりも上手な仲間を見て、プロ野球選手になる夢を断念し、高校からはラグビー部に入部しました。

進学校だったので高校を卒業して就職するのは2~3人でしたが、幼い頃から実家の鉄工所を手伝うつもりだったので、大学に進学せずに大手鉄鋼会社に就職。2年間勤めて父の会社に入ろうとしたんですが、結果入社せず、フリーターに。
この時は将来が見えず、お先真っ暗でしたね。

そこからの進路はどうされたのですか?

親友の父である著名な経営コンサルタントの方に声をかけてもらい、秘書兼運転手、カバン持ちになりました。
最初は茶髪の世間知らずな小僧で、朝4時に起床→5時にお迎え→黒く大きな社用車を磨いて→1日中先生に同行して中小企業のクライアント先をまわり、22時頃帰宅、それから深夜まで経営やら、戦略やら、人事やら、法律やら、わけがわからずともとにかく勉強という毎日。その時に先生から言われたのが、「毎月給料の1万円分は本を買って勉強しろ」という言葉。

この習慣はずっと続けていて、今では社長室が本で溢れています。この学習し続ける習慣がその後の人生に非常に役立っています。高卒で当時の人気職種であった経営コンサティング業界で生き抜くことができたのですから。就職して最初の3年間は何もできず、4年目に入った頃から徐々に周りに認めてもらえるようになり、最後の1~2年は自分の力で経営サポートができるまでになりました。

22歳の時、先生が大きな講演会の講師として東京に招かれたので私も同行しました。大前研一さんや田原総一郎さんといった錚々たる方々が控室にいらっしゃるなかで、秘書の僕に声をかけてくれたのがワタミ株式会社の創業者である渡邉美樹社長。「そんなに若くて経営コンサルタントをやっているの?経営なんてやってみないと分からないでしょ。」と気さくに声を掛けてくださいました。
その会場内で販売されていた渡邉さんの全書籍を購入し、むさぼるように読んだ後、「飲食事業をやろう」と決心しました。

株式会社RETOWNの松本さんとの出会いは?

大阪で立ち上がった飲食系コンサルティング会社の中途採用の同期でした。
彼は前職が同じ業界だったので、スタート時点から僕よりも仕事ができて、第一印象は「嫌な奴」(笑)そこから一緒に会社をつくろうという話になり、そこにもう1人加わり、3人で株式会社RETOWNを創業しました。

創業当時のお話をお聞かせください

知人の飲食店のフランチャイズ・コンサルティングから始めました。
このコンサルティング・フィーを資金にして、自分たちのパイロット(試験)店舗を大阪にオープンさせ、元の店と同じ品質の食事・サービスを提供できるのか、同じ収益モデルが成り立つのかを実験的に経営。
すると元の店と同じ様に繁盛するようになり、確信が持てたので、フランチャイズの加盟企業を募り、半年で12~13店舗にまで増やしました。その後、自分たちで店を立ち上げ始め、現在はグループで70店舗以上あります。

そもそもRETOWNは飲食事業だけでなく、「店舗」「人材」「不動産」の3つを事業として成り立たせたいと考えていて、僕は創業して2年目に人材事業に専念するようになりました。

人材紹介事業をはじめたきっかけはどんなことでしたか?

飲食店で働く方々のキャリア形成は、店長でストップしてしまうことが多いんです。
これは、スーパーバイザーやマネージャーといった店長以上の役職が10数店舗に1人程度しかおらず、それは店長から先へキャリアアップできる確率が10分の1しかいないことを意味している。残り9人の人たちは「40、50歳になってもホールで働き続けるのか?」という現実に直面するわけです。僕が人材ビジネスを始めたのは、飲食店で働く人たちの将来に選択肢をつくらなければという使命感からでした。

飲食店の人材不足・採用難は今も昔も変わりません。人手が足らずに困っている飲食店が多ければ多いほど、流動人材数は一定なので飲食店側は採用が難しくなり、求人広告会社は儲かる、という矛盾を常に抱えています。そして日本の採用マーケットは、企業が「求人広告(応募・エントリー)」にお金をかける形式ですが、本来それは「採用」にかけるべきお金。では「採用」とは何かというと、単なる人数合わせではなく、自分たちの組織づくりの為に本当に必要な人材、戦力になる人材を採用すること。

その部分にコミットしたサービスをつくれないか、と考えたのがきっかけです。そこで、面接ではなく一緒に仕事をしながら相手を見極めるお見合い期間を設け、3ヶ月の試用期間後の正式採用時に費用が発生する「紹介予定派遣」を実施。また、戦力化できたかどうかを見極めるため、採用1年後までの「紹介費用の返金保証制度」も取り入れ、飲食店の人材確保をサポートしています。実際この返金保証制度のデータを集めてみると、弊社で紹介した人材の定着率は90%を超えていることが分かります。
これは厚生労働省が発表した20代の飲食業界の離職率が48~49%であることを考えると、驚異的な数値です。

過去に失敗やトラブルはありますか?

在り過ぎて、答えられません(笑)
RETOWNを創業してから5年後に人材紹介事業を子会社化したのですが、その時に事業規模を倍々で急激に大きくさせ過ぎてしまいました。社内がそれに追いつかず、離職が相次いだりとトラブルが発生しました。でも、失敗はその時というよりいつもしていますし、これからもあります。

社内で大切にしている文化や活動はありますか?

飲食店で働く方々の可能性を広げる仕事なので、弊社スタッフにも「自分の可能性を信じるように」と「自分が働きたいと思うようなお店があれば紹介してほしい」と話しています。スタッフはプライベートでも色々な店舗に足繁く通っているみたいですね。僕には社長という役職はありますが、単なる「役割」に過ぎません。僕もかなりいじられキャラですし、プライベートな相談も普通にありますし、社内はかなり風通しがよく、仲間意識の強い関係が浸透していますね。

今後の事業展開をお聞かせください

2014年4月から始まる学校を設立しました。
現在飲食店で働いている方、働こうとしている方が学ぶ学校で、調理の専門学校が1年間で習得するプログラムを3ヵ月間に圧縮しています。飲食店に長らく勤めていても、「調理師免許がない」「料理の基礎を知らない」という方が意外と多いことを知り、より実践で使える知識や技術を短期集中型で学び直してもらいたいという思いから設立しました。

コース設定は様々ですが、仕入れから学び、とにかく反復を繰り返して体に覚えさせていくというプログラム。授業開始はトイレ掃除と挨拶から。限られた金額を握りしめて市場に行き、自分の目利きで品物を仕入れする、という実地に近いリアリティのある授業内容です。ちなみに僕も第一期生として4月から入学しています。調理の方は素人ですから朝から晩まで3ヵ月間、どこまでできるか挑戦です。
「僕は学校へ行くから、あとはよろしく!」と業務は社員に丸投げですけど(笑)

起業を志す人へのメッセージをお願いします

飲食業界で、自分の店を持つ楽しさは格別です。
1つの店を大切に守ることも大切ですが、ぜひ海外出店にも目を向けてほしい。日本食文化のキメ細かさ、日本人の器用さはレベルが非常に高く、これを海外に紹介する意義は深いと思います。一昔前は国内で数10店舗持ってから海外へという考え方でしたが、最近はいきなり1、2店舗目で海を渡るケースも増えました。「社長になりたい」「事業を起こしたい」という強い思いを実現するために、毎日の行動が大切です。

会社を起こすこと自体、難易度はそう高くありませんが、社長になった後の「人間としての成長」が大事です。人としてたくさんのことを学び続けなければなりません。僕もその渦中です、ずっと。ここで欠けたもの、歪んだものがあると、信頼や仲間を失いかねないですし、利益が出なくなることもある。
社長の行動は会社全体にすぐ影響するので、起業した後が一番大変です。

座右の銘をお聞かせください

僕はよくスタッフに「失敗しろ」と言います。
経営コンサルを経験している中で成功した経営者の方々を見ると、トライ&エラーの速度が非常に早く、足元を見ると様々な失敗を経て傷だらけです。なので、自分の肝に銘じているのは「トライ&エラーのスピードを速く」「失敗を恐れない」という言葉です。いくら理屈や想い、理想を並べても・・・なんでも「やってみないと、わからないです。」我が社のサービスの根底でもあります。

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