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アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 上田怜史 「リアル」な声の共有を目指した、マーケティングの新たなカタチ

JOBSHIL編集部
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 代表取締役社長CEOと企業ロゴ
「企業名 役職 氏名」のプロフィール写真

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社
代表取締役社長CEO
上田怜史

大学卒業後、建材商社で営業活動(建設会社・設計事務所向け)に従事。2004年にシーネットネットワークスジャパン株式会社を経て、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。「モバゲータウン(現mobage)」の広告・企画営業を担当する。2007年にアジャイルメディア・ネットワーク株式会社に入社。2009年3月取締役に就任後、2014年3月より代表取締役に就任。企業と「熱量の高いファン=アンバサダー」のコミュニケーション活動を積極的に展開し、関係をより深いものとする「アンバサダー・プログラム」の確立を目指す。茨城県 いばらきインターネットテレビ事業 検討委員会委員でもある。
生年月日: 1977年 出身: 大分県 出身校: 日本工業大学

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※この記事は2014/05/16に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

社長就任のきっかけと、思いについてお聞かせください

アジャイルメディア・ネットワーク(以下AMN)3代目の社長として、この3月に就任しました。AMNがアンバサダー・プログラムを推進する上でベストな体制を構築するため、前社長からバトンタッチを受けました。
私はITベンチャー企業からの中途採用で入社した転職組で、一般社員から役員になり、社長に就任しました。今のポジションも起業したくて就任したというものではなく、会社のステージに合わせて交代し、事業を引き継いだだけなんです。

冷静に振り返ると、この決断は自分でもびっくりしているほど(笑)
だた、アンバサダーの可能性を信じていたので、責任を持って引き継ぎたいと思ったことが決断の理由です。プレッシャーはありますが、前社長や副社長のバックアップをはじめ、社内には優れたスタッフが大勢いますので私は社長という“役職”ではなく、“役割”を果たすだけ。
今は、アンバサダー・プログラムの開発・推進に全力を注げる体制だと感じています。

AMNの事業のコンセプトである“アンバサダー”とは?

アンバサダーとは「大使」と翻訳され、日本では企業やブランドの「シンボル」として著名人や芸能人が就任するケースがほとんどです。
しかし今は、ブログやTwitter、Facebookなどのソーシャルメディアが普及して個人による発言の影響力が高くなっている状況。

熱量の高いファンのクチコミや活動が重要になっています。つまり、一般のファンもブランドに貢献するアンバサダーの役割を果たしているんです。


AMNでは企業やブランドについて自らクチコミしたり、人にお薦めする人達を“アンバサダー”と再定義し、アンバサダーと繋がって活性化する取り組みを『アンバサダー・プログラム』として体系化しています。
具体的な業務としては、クチコミの調査やリレーションプログラムの企画から始まり、システムの導入、企業の会議室で開催するアンバサダーとのリアルミーティング、webやアプリ上での投稿企画など多岐にわたります。
例えば、リアルミーティングでは毎回2~30名のアンバサダーと一緒に製品やサービスについての企業サイドの生の声を聴いて、一緒に考え、伝えてもらうお手伝いをしています。

企業で働くマーケティング担当や、デザイナーの方からのリアルな情報、時には苦労話を手にすることでファンが発信する情報はより深く、より熱いものになる。
面白い仕掛けを考えて、高額なインセンティブでキャンペーンを盛り上げるといった広告的なプロセスではありません。自発的に発言してくれているファンにとって、企業や商品に近い体験機会こそが大切だと感じています。
このプログラムでは、アンバサダーの発掘にプラスして、長期的に情報発信者とリレーションを継続することが欠かせません。
本当に地味な作業もありますが、現在は“アンバサダーが喜び活性化すること”を深く考え、個々の企業に最適なアンバサダー・プログラムを構築している状況です。

過去の失敗談をお聞かせください

商社から全く畑違いの広告業界へ転職した際の恥ずかしい話です…。
転職初日に上司からパワーポイントでの資料作成を依頼されたのですが、実はそれまでパワーポイントを使ったことが無かったんです。
いざ資料を作ろうとしたら、いきなり文字か書けなくてパニックでした。

エクセルとワードはカーソルを合わせれば文字が書き始められますが、パワーポイントは「テキストボックス」をクリックしなければならない、それすら知りませんでした。「すみません!このパワポ、クリックしても字が書けないんですけど壊れてますか?」と質問したところ、上司が絶句し、社内がざわついたのを思い出します(笑)
そんな自分が今では人前でプレゼンしたり、様々な機会で講演させていただくことになるなんて不思議ですね。

会社の中で有り難いと感じていることはありますか?

今まで勤めてきた会社と比較しても、かなりフラットで意見は言いやすい環境だと思います。また、ユーザーやブロカーさん達と接しているためだと思いますが、企業側の視点だけでなく、ユーザーの目線で考えられるスタッフが多いと感じています。

AMNではリアルなユーザーの声をマーケティングの中心に据えたいと考えていますので、メンバーのコミュニケーションスキルの高さは有り難いですね。何より、AMNに可能性を感じ、ユーザー側のスタンスを持って仕事がしたいと思って入社してくれたことが本当に嬉しいです。
イベントやモニターに参加してくれていたブロガーさんが何人もメンバーにいることはAMNの誇りであり、自慢できるポイントです。

今後の展開について教えてください

様々な業種・業態の企業やブランドで、ファンが喜んで参加してくれるアンバサダー・プログラムを推進していきたいと考えています。
そのためにも、今まで培ったユーザーリレーションのノウハウを活かしつつ、アンバサダーとのコミュニケーション・分析ツールの開発や、様々なアンバサダー活性化システムの提供など、テクノロジー側での支援に力を入れていきます。

また、アンバサダーやファンに多くの機会を提供するためにも、企業に対してアンバサダーとのリレーションによって、いかにビジネスへ貢献があるかを証明するメソッドや、効果測定はアンバサダー・プログラムを進める大きなポイントになります。

座右の銘を教えていただけますか?

「凡を極めて、非凡に至る」という言葉です。
色々な捉え方ができると思いますが、私自身は特別なセンスを持ち合わせていません。何としてでも起業したいと思ったこともなく、私は至って普通の人間なのです。今までは背伸びをしつつ、仕事に接してきた自覚が色濃くて常に力不足を感じながらやり続けてきました。

その中で、差別化ができる特別な領域に達するためには、地味なことでもしっかりと取り組み、こだわりをもって続けることが大切だと感じています。
今はアンバサダーという可能性を信じて、とことんこだわってその価値を証明したい。
楽しんで取り組んでいますし、十分な手応えを感じています。

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