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株式会社オールアバウト 江幡哲也 人と人のネットワークを複層化、次のステージへ。

JOBSHIL編集部
株式会社オールアバウト 代表取締役社長 兼CEOと企業ロゴ
「企業名 役職 氏名」のプロフィール写真

株式会社オールアバウト
代表取締役社長 兼CEO
江幡哲也

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。情報ネットワーク事業部、マーケティングデザイン室、経営企画室兼次世代事業開発グループのエグゼクティブマネージャーなどを歴任し、新規事業を次々と成功に導く。2000年6月に株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパンを設立。2001年2月には、総合情報サイト「All About Japan(現・All About)」をスタートさせる。
生年月日: 1965年 出身: 神奈川県 出身校: 東京都市大学(旧 武蔵工業大学)

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※この記事は2014/05/16に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

多忙な毎日を送っていらっしゃるかと思いますが、その原動力になっているものとは?

起業したいという気持ちはありませんでしたが、父が経営者であったこと、母方の祖父も多くの会社を経営していたことなどに影響は受けていたのだと思います。
特に祖父からは「これからの経営者は理系のセンスがなければいけない」とよく聞かされ、大学も自然に理系を選んでいました。

ただ、そういった家庭環境もありますが創業以来、オールアバウトが「個人を豊かに 社会を元気に。」というビジョンで走り続けてこられたのは、大学の頃から「日本のために仕事をしたい」という想いがずっとあったからです。
失われた20年という言葉に表されるように、このままでは日本はダメになる、だったら自分が日本の役にたとうと純粋に思い、今に至ります。

オールアバウトのサービスは、どんな風に生まれたのですか?

中小企業を経営する父の背中を見ながら、世の中の縮図や不条理なこともみてきました。そういったものをリノベーションしていくには、大きいことをやらなくてはいけない。そして人も社会も幸せにする、そういう事業でないと長くは続かないと感じていました。

ですから、新規事業を立ち上げるとき、「誰もが利益を得られ、長期持続が可能か?」という視点で厳しくジャッジしています。私は大学卒業後、株式会社リクルートに入社したのですが、入社直後に理系出身者だけが集められ、新規事業の立ち上げメンバーに選任されました。

そして、20代の頃は寝る間も惜しんで新規事業の開発に取り組み、新しい事業の立ち上げに次々と参加し、プロジェクトのリーダーを任され、気づけば100件ほどのプロジェクトを進めていました。
女性の転職がめずらしかった時代に「とらばーゆ」、結婚式はホテルでの箱ものが主流だった時代に結婚式の自由度を広げた「ゼクシィ」、格安な海外旅行を実現させた「エイビーロード」と、それまでの常識をくつがえすような先進的なサービスの開拓を推進していました。

その中のひとつのプロジェクト企画が、現在のオールアバウトのサービスだったのです。どんなに情報があふれかえろうが、要となるのは「人」。
人と人のネットワークこそが価値あるものと感じ、オールアバウトを形にしたいと考えました。

オールアバウトのサービス開始までの経緯について教えてください

1996年にサービスインしようとしたのですが、当時はまだYahoo!もなかった頃。
ネット環境も未熟だったため、時期尚早という判断でお蔵入りに。ただいずれは、オールアバウトのサービスがリクルートにとって必要なメディアとなることはわかっていました。そして、2000年にブロードバンド化が始まり、2001年にはGoogleが日本でのサービスを開始。同年2月には、オールアバウトのサービスが始まりました。
まさに、一度しまっていたアイデアを引き出しからひっぱり出してのスタート。

当時は、まだ企業のホームページが見られるぐらいのネット環境でしたので、もっと質の高い専門家の知見やノウハウを発信しようと多くの専門家を組織化しました。
そして、オールアバウトのサイトにきてもらうだけで良質な情報が得られ、かつ、専門家の方々にも自分が情報を発信することに価値を感じていただけるサービスを目指し、ひとつの形として完成させました。

オールアバウトの今後の展開についてお聞かせください

オールアバウトは、2年半前から「次のステージ」への移行を念頭におき、変化しはじめています。
これまでは、インターネット広告の収入を主軸としたビジネスを展開してきましたが、オールアバウトをご利用いただいている1ヶ月あたり約3,000万人のユーザーと専門家のネットワークをもっと活用していくプロジェクトが多数進行中です。

現在「ウェブ&リアル」という視点で、専門家の方々にはネット上だけでなくリアルの場でも活躍していただいています。

また「トライアルマーケティング&個人課金」を掲げ、eコマース、教育事業などを子会社化して事業を展開しています。
そして、広告ビジネスは景気動向にたいへん左右されるもの。現状通り海外市場や日本市場に目を向けると同時に、ユーザーの利益となることにも目を向けた事業を展開していきたいと考えています。
そのひとつが、グループ会社で行っている「サンプル百貨店」。これは、参加企業の商品を一度だけ試せるというもので、まずはトライアルで商品の良さを知ってもらい、2回目以降は店頭でご購入いただくというサービスを提供しています。
今後は、新たなコンテンツの投入や機能強化をしていくことで、ユーザーには利便性、参加企業にはスムーズな消費への流れをつくりだせるように準備を進めています。

江幡社長にも失敗をしたご経験はありますか?

もちろん、あります。
2005年に上場したタイミングでeコマース事業に着手したのですが、結局はうまくいきませんでした。オールアバウトの専門家が選んだ目利き商品を販売するeコマースを立ち上げたのですが、集客に結びつかず…。その時、コンセプチュアルなことだけでは、生き残ってはいけないのだと気づかされました。
ポテンシャルを高くもつことは必要ですが、その反面、さきほどの「サンプル百貨店」のように勝てる算段をセットでやらなくては息の長い事業にはならないと失敗から学びました。

起業を目指す方々にメッセージを

起業はぜひやるべきです!
団塊の世代の方々は、過去の社会システムの中で頑張って結果を残しました。
現在の若者は優秀ですが、残念ながら世界に対して勝つという経験がない。けれど、ITリテラシーも高くて語学にも強い。勝負できる素質をたくさんもっていますし、ベンチャー企業への投資の理解も広まってきている中でやらない手はないと思います。

座右の名を教えてください

座右の名は「動機は善か」。
ただお金を儲けたい、そのためなら悪いことでも何でもやるというのでは大きなパワーには至りません。善いことをして儲ける、儲け続ける、そうすることが物事を長く続けるコツ。ただ、善いことをして儲けるのはとても難しいことです。でもだからこそ、底知れぬパワーが生まれるのだと私は信じています。

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