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バズー株式会社 森下洋次郎 全社員が「経営者」意識で、社会貢献に全力投球!

JOBSHIL編集部
バズー株式会社の代表と企業ロゴ
バズー株式会社の代表のプロフィール写真

バズー株式会社
代表取締役
森下洋次郎

鹿児島ラ・サール学園中学・高等学校を経て、慶應義塾大学を卒業。プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社に入社。2006年、バズー株式会社を設立。2011年にはインドネシアで現地法人 PT BUZOO を設立する。モバイル向けのITソリューションを主軸に、システム・アプリ開発などの案件を数多く手がける。現在は、「空き部屋を持った高齢者」と「親元を離れる学生」をクラウドマッチングさせる「下宿らうど」を展開している。
生年月日: 1977年 出身: 奈良県 出身校: 慶應義塾大学

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※この記事は「2014/05/23」に「ビジョナリー」に掲載されたものを、JOBSHILに転載しております。

どんな学生時代を過ごされたのか聞かせてください

奈良県で生まれ育ち、中学から鹿児島のラ・サールに進学しました。親元を離れて寮生活をしていたので、精神的に独立した学生生活が送れたと思っています。

中学・高校はずっとサッカー部のキャプテンをやっていました。部員も100人以上、しかも勉強のできる奴らばかりで当然みんな言うことをきかない(笑)けれどもそのなかで、組織のマネージメントの礎となるような経験ができたと思っています。

IT・インターネットとの出会いはいつ頃だったのでしょう?

僕はずっとサッカー選手になりたかったので、IT・インターネットとはほとんど無縁でした。

それが大学4年生のとき、スーパー1年生が入部してきたことがきっかけで自分のサッカー人生に限界を感じたんです。そこで、他のことを勉強して成長しようと思い直し、ITやインターネットといった先進的な世界と出会いました。

ちょうどその頃がシリコンバレー全盛期のときだったので、「スーツを着てスターバックス飲みたいな~」って思って半年間、アメリカのニューヨークに留学しました。

そこで小さなネットベンチャー企業でインターンシップを経験して、アメリカで働くことやITに触れた流れから、ITのコンサルティングファームであるプライスウォーターハウスに就職しました。

IT・インターネットに初めて触れたときの印象は?

それまでサッカーひと筋だったので、ITの世界は衝撃的でした。

ビットバレーという渋谷周辺のITベンチャー企業の集まりで事務局の手伝いをしていた経験があるのですが、そのときは多くの20代前半の人たちが成功していて、僕自身も未来への可能性に高揚を感じました。

起業のきっかけを聞かせてください

プライスウォーターハウスのアメリカ研修から日本に戻って、まずソニーの組織改革のプロジェクトに参加しました。

それが100人規模の大プロジェクトだったので、もし自分が死んじゃっても普通にプロジェクトはまわっていくんだろうなと、自分の役割や存在の小ささを実感したことがありました。

そのとき、小さい会社でもいいから自分で考えて社会の役に立ちたいと思ったことがきっかけです。だったら自分でリスクテイクして起業するべきだと思い、2006年にバズー株式会社を設立しました。

会社設立後のターニングポイントは?

まずは会社の時価総額を一気に伸ばそうとしました。それ自体はうまくいきましたが、逆に社内を見渡してみたら、お客様からはクレームだらけで社員も疲弊しているし、散々な状況だったことがありました。

これを立て直すために自分で全プロジェクトをプロマネしてみたら、会社の本質的な姿が見えてきたんです。会社というのは外面じゃなくて、社員が生き生きしているか、お客様の役に立っているかなどの付加価値を残すことに真摯に向き合わなければダメなんだと気づきました。

2期目のことでしたが、このときから社員を大切にして能力を引き出そうと考えるようになりました。

社内で大切にしている文化はありますか?

人財育成をしっかりやることです。入社後の半年間は自分が責任をもって教育しますし、会社の文化としても浸透しています。

今は日本に15名、インドネシアに50名ほどスタッフがいますが、まず日本の新卒採用者は全員インドネシアに最低1か月は駐在してもらう。これが効果絶大で、生きるチカラのようなものがついてくるんです。

また、社内でグローバル競争できる環境も社員の成長につながっていますね。インドネシアの子会社はピラミッド構造になっていて、今はこのトップ集団であるJ1(ジャカルタ1)グループのメンバーを東京本社に移籍させています。

パフォーマンスの高いインドネシアの従業員を目の当りにすると、日本の従業員も刺激を受けて大きく成長してくれるんです。それから、社員全員が経営者意識をもつという「全員経営」という文化があって、全員で経営理念を話し合う場を週に1回設けています。

当社のITソリューション業務は、経営コンサル力、ひらめき力、論理的思考力などがトータルで求められる仕事。だから社員も経営を知る必要があるんです。

よく「予算を達成したらボーナスが出た」という企業がありますが、実際は出た利益のほとんどは会社がもっていきますよね。この不公平感をなくしたい思いもあって、当社では「従業員持ち株会」というのも設けたりしています。新卒者も実際に株を持っていますよ。

新卒採用にかなり力を入れられているとか?

2012年から新卒採用を始めて、2013年には斬新な切り口の会社説明会を行いました。

これは僕がニューヨークで見たダンサーのオーディションを参考にしたもので、50人程のダンサーをスタジオに集めて1分くらい躍らせた後、突然インストラクターが「あなたとあなた、帰って」と選別する少々酷なスタイル。

当社の仕事というのは、スマホやウェブの企画開発や運営・プロデュースで、車のセールスなどと違って扱う商品がわかりづらい分、一瞬で人の心を射止めるチカラが重要です。

会社説明会でも、会場 に入ってきた瞬間に“光っているな”と魅力を感じる学生を採用したいと思って始めました。実際、この方法で採用した社員は成果を出してくれますね。

失敗談はありますか?

設立当初は失敗の連続でしたが、最近の失敗談でいうと2015年卒の新卒採用です。2014年卒はインドネシア人の採用が多かったので、今年の2015年卒で再び日本人を採用することにしたのですが、これが空まわってしまったんです。

当社独自の会社説明会方法で質の良い学生を採用できたことに天狗になっていたのかもしれません。日本での新卒採用がブランクだったことも重なり、実際に説明会で行った学生さんからのアンケートを見ると、辛辣な批判が多くて恥ずかしい思いをしました。

早速見直しをはかって、今では学生さんの満足度も上がってきたと感じています。

今後は「下宿らうど」という新サービスを展開されるとか?

「下宿らうど」は、5月1日より展開した自社サービスです。これは「空き部屋」を活用した日本唯一のクラウドソーシング事業で、高齢者の持つ空き部屋をインターネット上に掲載して、学生に提供するというサービスです。

高齢者の孤立化や将来に対する不安と、大学生活などで親元を離れる学生の家賃負担などの問題を一気に解決へ導く内容になっています。

既存のITソリューション事業については、おかげ様でリピートオーダーがたくさんあり、8期連続黒字です。今後は、これまでのBtoBビジネスモデルから「下宿らうど」のようなBtoCビジネスモデルへ転換しようと考えています。

既存事業を打ち壊すくらいの新規事業を目指して、新サービスのリリースを月2本ペースで行っています。

とにかく大切にしているのは「価値を残す」こと。ただウェブを作って終わりではなくて、クライアントのビジネスゴールに近づけるとか、何らかの付加価値を残したいと思っています。「文明社会に貢献できる何かを残すこと」これが当社の目標です。

起業を考えている方にメッセージをお願いします

思い立ったらガンガンやっていいと思います。インターネットの掲示板を作ればもうビジネスができる、それくらい起業がしやすい時代です。

悩む前に手を動かした方が良くて、迷わずどんどん前進していくといいと思います。

座右の銘はありますか?

「そのときは今(now is the best to the something)」という言葉ですね。

大事なときにきちんと結果を出せることが重要だと思っているので、明日やろうではなくて今しよう、タイミングを逃さないためにしっかり準備していこうと社内でもよく言っています。

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