1対1のオンライン面接向け | 採用担当者のためのzoom面接マニュアル
「コロナウイルスの影響で、採用活動がうまく進まない…。」
「対面面接ではキャンセルの可能性もあり、歩留まり率が高まるかも…。」
そんな不安を払拭すべく、オンライン面接の導入を検討している企業が増えています。
とはいえ初めてとなると、どのツールを使えば良いか分からないことも多いはず。
そこで今回は、たくさんの種類がある中でも急激に注目度が増しているzoomについてまとめてみました。
無料なのに動作がスムーズなど、リモートでの採用活動の味方になってくれるzoomの魅力について、利用者の声や導入方法の解説もしていきます!
目次
1対1のオンライン面接はzoomがオススメ
本題に入る前に、簡単にオンライン面接自体のメリットをチェックしておきましょう。
- オンライン面接のメリット
-
- 遠方の応募者にも対応できる
- 面接前後の時間を短縮できる
- 会社にくる必要がないので、交通費不要
このように、応募者・企業側双方の負担が軽減されるオンライン面接は、コロナウイルスが収束した後も、一定の需要がありそうです。
オンライン面接に利用できる無料ツールには、今回取り扱うzoomの他に「Hang out」・「Skype」・「Whereby」などがありますが、1対1の面接でzoomの利用がおすすめなのは、以下のような理由があるのです。
- zoomがおすすめの理由
-
- 1対1なら無料で問題ない
- 面接中の動作がとにかく軽い
- 採用側も求職者も導入障壁が低い
前述した他の無料ツールと比較して、この3点を高い水準で兼ね備えているのがzoomの魅力といえるではないでしょうか。
そもそもzoom面接とは
zoom面接とは、テレビ電話ソフトウェアの「zoom(ズーム)」を使った面接のことを言います。
コロナウイルスの感染拡大に伴い、zoomの利用者は2020年のピーク時で1日延べ3億人に達しました。
他のビデオ会議システムがある中で、なぜzoomはこれほどの人気を獲得することができたのでしょうか?
ここからは、人気の理由を面接でのメリットと合わせて詳しく解説していきます。
zoom面接のメリット
zoomに限らず、オンライン面接の導入時に用担当者の方が気になるのは、費用・導入障壁・動作の3点ではないでしょうか?
ここではこの3点についての具体的な解説と、便利な機能をご紹介します。
①費用
zoomの場合、1対1、つまり2人での面接では無料アカウントで問題ありません。その理由は2つです。
1:2人なら時間無制限で利用できる
3人以上の利用の場合、40分の時間制限はあるものの、面接の想定が2人なら問題ないでしょう。
無料でも、面接で便利な機能が利用可能
1.チャット機能
2.録画・録音機能
3.画面共有機能
画面共有で資料などを共有しながら面接を行うことで、認識の齟齬を減らすなどの効果も期待できます。
ちなみに有料アカウントになると、3人以上での利用が無制限になり、録音録画のクラウド保存が可能など、採用で使える機能が追加されます。
②導入障壁
導入が簡単なのもzoomの人気を支える理由の一つ。
アプリのダウンロードそれさえすれ行えば、導入はほぼ終わりです。
日本語対応アプリなので国内利用者も多く、使用方法の参考記事を検索しやすいのもおすすめの理由です。
また、その他にも採用担当者とも求職者の双方にとっても嬉しい3つのポイントがあります。
- zoomを使うメリット
-
- PCでもスマートフォンでも対応可能
- アカウント登録はメールアドレスとパスワードだけ
- アカウント登録は採用担当者だけでOK!
せっかくのオンライン面接でも、応募者側の作業負担が多いと、心象を悪くしてしまう可能性もありますよね。
そういった意味でも、zoomを利用するメリットは大きいと言えます。
③動作
他の無料ツールと比べて、とにかく動作が軽いです。理由は2つあります。
- 動作が軽い理由
-
- メモリの使用量が少ない
- データ通信量が少ない
上記の2つを可能にしているのは、アプリならではのポイントかもしれません。
zoom面接を活用している採用担当の声
ここまで、zoom面接のメリットを解説してきましたが、実際に使ってみるとどうなのか気になるところ。
そこで今回は、実際に採用現場でzoomや他のツールを使ったことがある、株式会社リブセンスの五十嵐さんにインタビューをしました。
-実際、現場でzoomを使っていて気づいた良さとは何でしょうか?
五十嵐:使ってみて良いと感じる点は2つあります。1つめは、他のアプリに比べて対面で話している感覚に近いという点です。
-なるほど。対面に近いというのは具体的にどういうことですか?
五十嵐:画質が綺麗で、動きも軽くてストレスが少ないんですよね。やっぱり前提、できれば対面で話したいというのが本音なので、より対面に近い環境で面接できるのは嬉しいです。
zoomのもう1つの良さは、面接官と求職者のレイアウトのバランスが良いことです。
-レイアウトの良さは具体的にどういう場面で感じるのでしょう?
五十嵐:ギャラリービューで相手の見えている映像が確認できることと、画面共有時の資料の見やすさですね。
オンライン面接は自宅で行うことも多いため、必ずしも面接に適している環境でできるわけではありません。だからこそ、お互いに心地よく面接ができるように相手から見えている景色を自身で確認できるのはとても助かります。zoomならギャラリービューならそれが叶うんです。
また、画面共有時には、共有資料がスクリーン一杯に写るのも、とても見やすく使いやすいポイントだといえます。
-そうなんですね!!現場の声が聞けて参考になりました。
最後に、これからオンライン面談を検討される方にメッセージがあればお願いします。
五十嵐:2つお伝えしたいことがあります。
1つは、求職者の方は私達が想像している以上に不安であるということです。
コロナによって採用人数を縮小する企業が相次ぎ、求職者の方と企業がと接点を持つ機会が減っています。
オンラインだとしても、企業と話せる機会は求められているので、この機会をきっかけに、オンライン面接も重要な手法と捉えていく必要があります。
もう1つは、導入後の運用は意外と簡単であることです。
とはいえ、初めての場合は、導入自体に難しさを感じることが多いと思います。なので、周囲のデジタルが得意な人に頼るなどして、是非導入してみて欲しいです。
-ありがとうございました!
では次に、実際に導入をする際のポイントをご紹介していきます。
zoom面接当日までの準備
まずは、zoom面接の当日までに用意しておくべきことを見ていきましょう。
採用担当者側のzoomインストールとサインイン
まずは、zoomのインストールをしましょう。時間はほとんどかかりません。
- PCの場合
-
- 公式サイトをクリック
- ミーティング用zoomクライアントを選択(ダウンロード)
- ダウンロードしたインストーラーを起動
- サインインの選択
- メールアドレスとパスワードの記入
上記の2つを可能にしているのは、アプリならではのポイントかもしれません。
求職者側のzoomインストール
次に、求職者にzoomの使用経験の有無を聞きましょう。ある場合はそれで問題ないはずです。
経験がない場合は、以下の手順でインストールをお願いしましょう。
面接のスケジューリングとリンクの生成
最後に、求職者に当日使うzoomのリンクを伝えましょう。
- リンクの生成方法
-
- zoomアプリの起動画面からスケジュールを選択
- トピックと時間を設定して、右下のスケジュールを選択
- 指示に従い、ゲストの記入欄で求職者のメールアドレスを記入。(メールの文章は好みに合わせて変更する)
- 保存をして終了
- 求職者にメールが届いているかの確認
これで準備は終わりです。
面接当日の流れ
慣れないソフトウェアや機器を使うと、不測の事態が起きる場合があります。
ここでは実施までの流れを把握し、スムーズに面接を行えるよう準備しましょう。
- 面接の事前準備
-
1.使用予定のツールチェック
-チャット機能
-録画・録音機能
-画面共有機能
上記の使いそうなツールは、事前に利用テストをしてみましょう。2.応募者へのリマインド
開始30分前になったら、応募者にメールで面接を予定通り開始する旨を伝えるなど、リマインドをするとお互いに安心です。3.5分前には待機
当日は本番の5分前には、前日までに送ったメールにあるzoomのリンクからログインして、待機しておきましょう。
まとめ:zoom面接で快適な採用活動へ
コロナウイルスの不安や遠方の不便さから、オンライン面接のニーズは求職者の中で高まっています。
そんな状況だからこそ、オンラインツールzoomを用いて採用活動をスムーズにする工夫をしてみてはいかがでしょうか?
ここでもう一度、1対1でのオンライン面談でzoomをオススメする理由をおさらいしておきましょう。
1:1対1なら無料で問題ない
2:面接中の動作がとにかく軽い
3:採用側も求職者も導入障壁が低い
今回はzoom面接のマニュアルでしたが、そもそも自社に合う求職者に出会えていないというお悩みはありませんか?
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