ハローワークの求人掲載費用は?低コストでも結果が出る採用方法
どんな企業でも、いい人材を採用したい気持ちは変わりません。
しかし、採用にかけられるお金は企業によって様々ですよね。
中には「採用にかけられる予算が少ない…」という悩みをお持ちの採用担当者の方もいるのではないでしょうか?
予算が潤沢にあれば、求人サイトに広告を出すこともできますが、求人広告を出すだけでもそれなりのお金はかかりますし、なにより必ず採用できる保証はありません。
お金をかけて広告を出したのに担当者として「採用人数0人でした…」とは言えませんよね。
そこで、 限られた予算で採用活動を行っている採用担当者の強い味方となるのがハローワークです。
とはいえ、事業者としてはじめての利用となると、不安も多いはず。
そこで今回は、ハローワークで求人を出すときの費用や、どんなことができるのかについて詳しくご紹介します。
ハローワークで出来ること
まずはハローワークが提供しているサービスについて確認しておきましょう。
- 事業者向けサービス
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- 求人申し込みの受付
- 人材紹介
- 助成金・給付金の支給手続き
- 雇用保険の取得・喪失手続き
ハローワークで従業員を採用するには、まず事業所登録と求人申し込みを行います。
2020年1月にハローワークインターネットサービスが大幅リニューアルされ、事業所登録が済んでいれば求人申込み(求人掲載のための手続き)がインターネット上で行えるようになるなど、利便性が大幅に改善されました。
求人申込みが受理されると、ハローワークの求人情報提供端末やインターネットサービスに掲載されます。
その後、求人内容に沿った人材をハローワークが紹介してくれるので、応募がきたら選考を進めていきます。
また、求人関連以外には、各種助成金・給付金の支給手続きや雇用保険の取得・喪失の手続きもハローワークで行うことが可能です。
ハローワークは費用がかかるの?
ハローワークでは先ほど紹介したようなサービスを受けることができますが、一般的に人材紹介などのサービスは有料ですよね。
「ハローワークも人材紹介は費用がかかるのでは?」と不安になるかもしれませんが、その心配はありません。
ハローワークは厚生労働省管轄の施設なので、利用料はすべて無料です。
採用活動にお金をかけることが難しい中小企業は特に、まずはハローワークを利用してみるのもいいかもしれません。
ハローワークに求人を出す前に検討すべきこと
無料という大きなメリットはあるにせよ、「はたしてそれが自社にとって有効な手段なのかどうか」については、もう少し掘り下げて検討する必要があるでしょう。
ハローワークでの採用活動が向いているのは、以下のような場合です。
- ハローワーク利用が向いている場合
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- 多少手間が増えてもとにかく無料で採用したい
- 補助金などの各種制度が適応される場合がある(条件を満たした場合)
- 地域に密着した人材を探している
- 求人サイトではなかなか就職が決まらない本当に困っている人を採用して社会貢献できる
上記に当てはまらない場合には、転職サイトに求人掲載をするほうが妥当かもしれません。なぜなら、ハローワークには以下のような弱みもあるのです。
事実として、求職者側もハローワークだけでなく転職サイトを併用している場合もしくは転職サイトのみを利用している場合が多く、優秀な人ほど転職サイトを活用する傾向にあります。
採用担当者側から見るハローワークと転職サイトの差は、以下の図を参考にしてみてください。
とはいえ、転職サイトに求人を出すのには費用がかかりますし、採用活動に多くの予算を割けない場合もあるでしょう。
「お金をかけなければ、やっぱりいい人を採用することはできないのか…」
そんな風に諦める必要はありません。
低予算で確実な採用活動をするために
転職サイトの多くは、企業側が掲載枠を買って求人を出す掲載課金型なので、万が一採用人数が0人でも利用料がかかります。
しかし、これでは最初に話していた問題に逆戻りですよね。
そんなときには、成果報酬型のサービスを検討する手も。
例えば、成果報酬型の転職サイトで「採用した人材の年収の○%を支払う」などといったプランを利用した場合は、実績ベースなので採用しない限りは料金が発生しません。
ただし、一気にたくさん採用したい場合は、成果報酬型だと高くついてしまうことも。それぞれ向いている企業とそうでない企業があるので、自社がどのパターンに当てはまるのかを見極めた上での判断が重要です。
掲載課金型がお得な場合もあるので、適切な求人掲載方法を選ぶことが、効率よい採用活動の明暗を分けるといっても過言ではありません。
転職ナビでは、成果報酬型と掲載課金型の両方をご提案することが可能です。採用ご担当者様と一緒にご相談しながら、予算も含めた企業の採用課題に適した方法を選ぶことができます。
自社に適した採用方法はハローワークだけではないかも?
無料で求人情報を掲載できるハローワークは、限られた予算の中で採用活動を進める企業にとってありがたい存在ですが、過信は禁物です。
どんなサービスでも、メリット・デメリットを理解した上で使わないと、「目標の人数が採用できない」「採用したけどすぐに辞めてしまった」などの問題が発生する可能性もあります。
ハローワーク・掲載課金型・成果報酬型それぞれの特徴を知り、自社にあったものを活用するのが、コストや手間を考えると結果的に採用する側にとってメリットが大きいと言えるでしょう。
また、採用課題に対する具体的な改善策は一社一社異なります。転職ナビでは、採用のプロがお客様に適したプランを一緒に検討させていただきますので、どうぞお気軽に資料のご請求やご相談をお寄せください。

