“恋愛科学を軸に、多くの方の人生を前進させていきたい”

株式会社Kスタジオ
代表取締役社長
荒牧佳代

インタビュー: 2014/06/13

2001年芸能編集プロダクションに入社後、So-net公式Webサイト『恋愛科学研究所』にて恋愛科学カウンセラーの活動を開始。2008年、株式会社Kスタジオ設立。2009年にはKスタジオの代表取締役社長と並行して、恋愛科学研究所の2代目所長に就任。脳内ホルモンと個人の性格や行動を関連させたロジックで、様々なテーマを分析する恋愛科学のプロフェッショナル。

- 幼少時はどんなお子さんでしたか?

8ヶ月の未熟児で生まれたため、両親からは特別なミルクを与えられるなど、非常に神経を使って育てていただきました。幼少期は外で活発に遊ぶというよりも、母親に買ってもらったたくさんの絵本を部屋で読んだりすることの方が多かったです。そのなかでも、特に人間の血液など“人間のカラダにまつわる本”がすごく好きでした。今思えば、その頃から人間のカラダに興味がありましたね。

- 大学卒業後の進路は?

京都にある芸術系の短期大学を卒業後、父親の勧めで地元の大分に戻り、商社に勤めていました。ただ、それまでも親の勧めで進路を決めていたこともあり、自分の人生が親の言いなりのように思えてきてしまって、就職後1年で辞めてしまいました。その後、自分の意志で職業訓練校に通い、PCスキルや簿記を習得。そのスキルをもとに、県や市などの行政機関で管理職の方々をサポートする職務に転職。資料作成やデータ加工などに携わりました。自分が作成したものが事業に貢献できていることを実感でき、とても楽しくてやりがいを感じましたね。そのことがきっかけで、仕事において何かをつくることや会社を運営することに興味が湧いたんです。

- 恋愛科学カウンセラーになられた経緯をお聞かせください

TBSの『ワンダフル』という深夜番組のなかに『恋愛科学研究所』というコーナーがあり、一視聴者として「恋愛を科学的に斬る!」というキャッチコピーが目に入り、衝撃を受けました。当時、恋愛科学研究所ではスタッフとカウンセラーを募集していましたので、その採用で合格したのがきっかけです。入社後、PCソフトを駆使したシステムやデザイン技術力を認められ、サイト運営を任されました。一方で先代の所長(医師/作家/タレント)から直に恋愛科学ロジックを学びつつ、独自の恋愛経験をもとにしたノウハウ・分析力も認められ、恋愛科学カウンセラーとしての活動にも力を注ぎ始めました。

- 恋愛科学カウンセラーとしての実績を教えてください

2001年に恋愛科学研究所のカウンセラーとして活動を開始し、2003年に開設した携帯3キャリアの公式サイト『究極の恋愛学』が、230万アクセスを獲得するトップサイトに成長しました。その中でも、アクセス数トップ1位を獲得し続けている『SOSお悩み相談』は人気コンテンツのひとつで、2003年の開設以降、毎日更新しています。10年以上の恋愛科学カウンセラーとしての活動を通して得たデータは、現在数万件に上っています。また、カウンセラーの実績とは少しそれますが現在、ヤフー株式会社様の女子向けニュースアプリ『ホストピ』(※iPhoneのみ)で、恋愛記事をピックアップし、コメントをさせていただいています。キュレーション式のサービスなんですが、おかげさまでユーザーの方々よりご好評いただいているようです。

- 起業されたきっかけを教えてください

大きく分けるとふたつあります。ひとつは、恋愛科学研究所のカウンセラーを2001年から約7年続けてきて、先代の教えに対し、もう少し自分テイストの恋愛科学をやりたいと思い始めたこと。もうひとつは、大分と東京を行き来することが増えていたこと。恋愛科学研究所のスタッフとして先代所長の会社である芸能編集プロダクションに入社していたのですが、その間ずっと大分と東京を行き来していて、一番多いときは月に半分ほどを東京で過ごしていたり…大変でした。恋愛科学カウンセラーと並行しつつ、Webデザインと運営、イベントサポートを担当する仕事もしていて少なからず実績が出せていましたので、2008年に自分の会社である株式会社Kスタジオを設立しました。その翌年、2009年に恋愛科学研究所の2代目に抜擢され、現在でもKスタジオの社長業と恋愛科学研究所の所長を兼務しています。

- 事業内容について教えてください

Kスタジオとしては、DVDやCDのジャケット制作、映像制作などのデザイン業、恋愛科学を軸としたメディアを問わないコンテンツ企画や制作、監修です。ポータルサイトや携帯・スマートフォンサイト、最近はアプリにも弊社で企画したコンテンツを提供しています。また、私自身がタレント業としてお仕事をいただく機会も増え、トークショーや恋愛講座などのイベントにも参加させていただいています。恋愛科学を通じて、日本の少子化問題の改善と男女の健全なる恋愛を本気で応援しています。

- 今後の展開についてお聞かせください

今年の6月から、対面式の恋愛カウンセリングを渋谷で始めます。実は、対面式のカウンセリングは仕事で知り合った著名な方々を対象にこれまでもプライベートで行っていたのですが、一般の方向けではありませんでした。今回ようやく、20代前後の学生さんや社会人、主婦の方など、一般の方々に直接お会いしてカウンセリングが行えるようになります。また、私が現在監修している『究極の恋愛科学』と連動したメール・電話相談も始まります。こちらはサイト会員様への特典もご用意しています。そして、ある企業の有志の方々が集まって設立された出版会社での電子書籍デビューも決定しています。カウンセラーだけでなく、執筆活動にもますます力を注いでいければと思っています。あわせて、イベントやセミナー、トークショーなどの活動も精力的に行っていきたいですね。

- 失敗談はありますか?

失敗というか大きな心残りなのですが、社会人大学生として2009年に成徳大学経営学部に入学後、1年で自主退学してしまったことです。マーケティングや経営学を学ぶことはもちろん、心理学を科学とは別の視点から追求したくて入学しました。本当は大学院まで進学する6年間の計画だったのですが、進学してすぐに恋愛科学研究所の2代目所長に就任することになり、Kスタジオでの社長業と所長の仕事、日中の学業との両立が難しくなってしまいまして…。大学生活は、ビジネスコンテストで準優勝するなど非常に充実していましたし、教授陣にもよくしていただいていたので、わずか1年で辞めてしまったことは今でも心残りです。ただ、そこで得た知識や経験は会社運営やカウンセリングなど、今の仕事にたくさん活かせていますので非常に有意義な時間を過ごせたと思っています。

- 起業を志す人へメッセージをお願いします

私もまだまだですので偉そうなことは言えませんが、自分が進む道に何人同業種のライバルがいるのか、目に見えないライバルをどれだけ想像できるか、そこを見極めて戦略を立てられるかが起業の鍵だと思います。例えば、女性だけがいる分野で事業を興すのか、男性もいる分野で認められるよう戦略を立て直すのか。私自身の話でいうと、恋愛カウンセラーは男性もいる分野ですが、そのなかで私は科学的分析や検証、見解を強みに自分のカラーを出して事業を行っています。

- 座右の銘を教えてください

「過去は自分を活かすため、未来は自分を成長させるため、現在は自分を見つめ、見つけるためにある」という自分で考えた言葉です。過去の経験を活かす思考をつくり、現在の自分の立ち位置を冷静に見つめ、未来への目標をどう明確に定め、着実に進むかを考える、という意味を込めています。自分を客観視するために立ち返る言葉として考えました。自分を客観的に見ることはとても難しいこと。何事においてもどうしても自分に甘くなってしまいますからね。ですが、自分の糧となる実績を確実に重ね、少しでも前に進むためには必要なことだと思っています。