“「ピンチにこそ笑え!」世界に夜明けを連れてくるワクワク集団”

株式会社アカツキ
共同創業者
塩田元規・香田哲朗

インタビュー: 2013/12/13

塩田氏は大学院卒業後、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。アフィリエイト営業マネージャー・広告事業本部ディレクターとして勤務。香田氏は大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。経営コンサルティング本部に配属され大手電機メーカーへの通信ハイテク業界の戦略・マーケティング・IT領域のコンサルティングに従事。2010年、共同経営で株式会社アカツキを創業。

生年月日:
1983年・1985年
出身:
島根県・長崎県
出身校:
横浜国立大学・筑波大学

- 2人の出会いから起業までの道のりを教えてください

香田:ロボット開発などのモノづくりに携わりたいと考えていた大学3年の時に、株式会社ワークスアプリケーションズのインターンシップに参加し、そこで2才上の塩田と出会いました。同じグループで1ヵ月間、毎日一緒に課題に取り組む間に意気投合。その後も2人でビジネスプラン・コンテストに参加したりと交流は続き、仕事をするなら一緒にコンビを組みたいとお互い思っていました。
社会経験なく学生のまま起業することには限界を感じて、それぞれに就職。香田が2年、僕が3年務め、2人とも仕事に「楽しさ」を感じられなくなった頃、会社を始めよう!と興したのがアカツキです。

塩田:社名は「世界に夜明けを」という思いを込めて「アカツキ」と名付けました。スマートフォンの普及に伴い、ゲームはさらに世界中に広がっていくはずです。ゲームにはヒトをワクワクさせ、夢中にさせる力がある。そんなゲームの力を通して世界を幸せにしたい、そんなピュアで少々青臭いことを真剣に考えて立ち上げた会社です。

香田:コンセプトにもある通り、「ワクワクする気持ち」が仕事には一番大切。ワクワクしていれば徹夜も平気、達成感も悔しさも「やらされた仕事」何倍も感じられます。趣味ではなく、多くの時間を割いている仕事にこそ、感情が動かされることをしたいと思いました。

- 会社のなかで大切にしている文化などありますか?

香田:社内の上下関係、部署間、仕事とプライベート、すべてで「壁をつくらない」ことです。会社はチーム、目標に向かって思いを一つにしないと絶対に勝てない。個人や部署の隔たりは邪魔になると考えています。また自然体でリラックスして仕事に取り組めるよう、コテージをイメージしたオフィスには緑を多く配置し、靴を脱いで過ごせるようにしています。10月末に完成した別フロアの「ホタルの森とつながるオフィス」では、100%再生利用できる間伐材の無垢フローリングタイルを使用し、「循環」をテーマに地球にも人にも気持ち良い環境を追求しています。

塩田:僕も含めた社員全員、仕事も環境も「全て自分で決める」という考え方です。仕事を楽しくするのも、つまらなくするのも自分次第。「雨が降っても自分のせい」というのは前職で言われた言葉ですが、不況でも勝つ会社は雨のせいにせず、最大限に頭を使って努力をしている。そこがベンチャーで成功するかどうかの分かれ道だと思っています。

- 今後の事業の展開に関してはどうお考えですか?

香田:ゲームソフトのノウハウを生かして、塾と提携し「学び」をゲームにする、もしくは会社の「仕組み」をゲームにするなど、ともすると無味乾燥になりがちな場を「楽しく」「ワクワクする」場所にできたらと考えています。ゲームはただ遊んでいるだけではただのゲームですが、ヒトの心を動かす・感情を起こさせる力がある。そのパワーで世の中を明るく・楽しくしていきたい、それがアカツキの目標です。

- 起業を目指す若者へのメッセージをお願いします

香田:科学者・発明家だったチャールズ・ケタリングが「999回失敗しても1回うまくいけばいい。失敗はうまくいくための練習だ」と言ったように、起業も一つの社会実験です。失敗を数多く重ねることが成功への近道だと思うので、つまずき・失敗を恐れないでほしい。

塩田:「困難を乗り越える意志」と「逃げない覚悟」が一番大事です。僕は「自分で決めたことは自分との約束」だと思っているので、いかに自分と強い約束ができるかが勝負。たくさんの困難を乗り越えた先にこそ、たくさんのワクワクが待っていると思います。

- 失敗談があれば披露していただきたいのですが…

香田:会社を立ち上げてすぐの頃、お問い合わせメールのサーバーが停止していて、半年間気づかなかったことがあります。「ウチの会社、問い合わせが来ないなぁ」と思っていたら、受け付けていなかったということがありました。

- 座右の銘を教えてください

香田:坂本竜馬の言葉と言われる「倒れるときも前のめり」という言葉が好きです。失敗して倒れる時でも、前に向かっていたい。

塩田:「過去と他人は変えられない。変えるのは未来と自分」など座右の銘は色々とありますが、社内でピンチの時に発動するのが「ピンチにスマイル」という言葉。実は『最強!都立あおい坂高校野球部』からの引用なんですが。「ピンチは存在しない。ピンチだと勝手に決めているだけ」というのが持論なので、多くの起業家が逆境をチャンスに変えて成功したように、自分たちも大変な時にこそ笑顔でピンチを乗り越えたいですね。

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